犬の興奮を抑える

アンナ(犬、9歳、メス、シーリハムテリア)が、散歩のときに靴を必要とするくらい興奮してしまう、という話を書きました。

前回の記事で書いた「使い捨てペットシューズの2枚重ね」はうまくいっています。もちろん犬の安全に気をつけて、自己責任でご判断いただきたいのですが。。

うまくいってないのは「散歩そのもの」です。散歩については以前も書きましたが、今回は、過去に学んだトレーニングを振り返ることにしました。

まず家の中で

散歩が上手にできない、という悩みは、3年前にドッグトレーナーさんに相談していました。あれから、私たちは何を改善できて、何が、いつごろから、また悪くなったのだろう。。

散歩の悩みだというのに、ドッグトレーナーさんには、屋外でトレーニングしてもらったことがありませんでした。

まず、家の中で、コントロールされた環境で、できてほしいことをきっちりやれる。これが先だと言うことでした。

それを思い出して、家の中でやっているつもりのトレーニングの内容を見直して、いまのアンナのレベルに合わせてみようと思いました。

リードでつなぐ

「かわいそう」と思われるのですが、家の中で、犬に首輪とリードをつけて、つなぎます。

リードは、伸び縮みしない、平紐のものです。

引っ張っても動かない、しっかりしたペットサークルに、紐をくくりつけます。

長すぎると、犬がぐるぐる回ると絡まるので(これも、かわいそうに見えますが)、そのままフセをしても苦しくない、ギリギリの短さにします。

サークルの上の方につなぐ方が、犬が動き回った方に、絡まりにくいです。

リードを括り付けるときは、引っ張るとほどけるような結び方にします。平紐でないと結びにくいですね。

私はカラビナでつなげばいいのでは、と思っていたけど、やっぱり、結んだほうがいいです。

「あきらめる」から「落ち着く」

一つの場所にリードで犬をつなぐという手法は、犬が「あきらめる」こと、つまり自己制御を学ぶための練習です。

犬をつなげば、その犬は自分が制約されている状況を受け入れ、その状況で落ち着くことを学びます。

飼い主にとっても、手間のかかりにくい、失敗しにくいトレーニングだと思います。とはいえ、犬をしっかり監視し、リードが足や首に絡まるなどの危険がないように注意を払います。

アンナのお話 1

リードにつながれたアンナは、窓の外を見ていました。すると、カラスが鳴き声でアンナにちょっかいを出してきました。「カー!カー!」というカラスの声に、アンナは興奮しました。カラスと遊びたい!追い払いたい!と思い、窓の方向へと走り出そうとしました。

でも、リードがあるから前に進めません。カラスに向かって行きたいけど、行けない。アンナはガッカリしてしまいます。

でも、この状況でアンナは大切なことを学びます。いつも思い通りにはいかないけど、どうしたらうまくやっていけるか考えることが大事だってこと。アンナは自分の気持ちをコントロールする新しいスキルを学び、それが自分自身が、そしてパパ、ママと楽しく過ごすための秘訣だと理解します。

ごろーんが始まる

とか書いていると、アンナが「ごろーん」になってきました。

つながれていても落ち着いてくれるのか。最初に教わったときには驚きました。

リードの長さが許せば「へそてん」もします。

触ってリラックスを強化する

犬がリラックスしているときは、その状態を強化するために、犬を触ってほめます。触ることで、犬はリラックスすることが良いことであると学び、その行動を繰り返すようになります。

静かに犬に近づいて、犬を興奮させないように、そっと触ります。触ろうとして唸られたら、やめときましょう。噛まれるのが怖いからって、手袋をしてまでやるもんじゃないです。

触る場所がよくないと、不快になり、唸ったり吠えたりするので、よく観察して判断します。慣れるまでは、背中が無難かな。。足は、嫌がるかも。おなかは、私は「いけるときはいける」感じです。

「アンナ、いい子だね」みたいに、名前を呼びながらほめるのもよさそう。犬の名前を呼ぶときは、常によいことが起きるべき。

そもそも、犬にとって「触ること」は、特定の状況下で行われると、「ほめること」、つまり報酬となります。これは犬が社会的な動物であり、身体的な接触を通じて安心感や愛情を感じるからです。

飼い主が犬を撫でたり、抱きしめたりすることは、犬にとっては飼い主からの愛情や注目を示す重要なサインです。このような触れ合いは犬の心地よさや安心感を高め、飼い主との信頼関係を強化します。

まあ触るのは慣れてからでもいいと思います。つなぐトレーニングのいいところは、そもそも「つなぐ」だけで何かになっている、というところだから。

興奮を強化しない

犬が興奮しているときは、その行動を強化しないために、犬が喜ぶことを控えます。

具体的には、声をかけたり、目を合わせたり、触ったりすることは避けます。これらは、犬にとっては飼い主からの報酬と受け取られ、興奮を強化する可能性があるからです。

飼い主は落ち着いた態度を保ち、犬を無視しているフリをしながら、犬がリラックスした状態に戻るのを待ちます。

そして、犬がリラックスしたときに再度、犬を触ってほめます。こうして、落ち着いた行動が報酬付けされ、強化されます。

このような対応は一貫性が必要です。家族で犬を飼っているなら、家族の全員が、ブレずにこれをやります。

犬が自己制御を学び、興奮の度合いを自分で管理できるようになるための重要なステップです。

アンナのお話 2

窓の外を見ていたアンナは、木の上で鳴いているカラスを見つけました。「カー!カー!」と鳴くカラスに向かって、「ワンワン!」と吠え返しました。アンナはとても興奮して、窓の方向へと走り出そうとしました。

でも、リードがあったから前に進めません。アンナはカラスに向かって行きたいけど、行けないのです。

それを見た飼い主は「アンナ、静かにして!」と大声で叱りました。でも、アンナにとっては、その声が「頑張れ、アンナ!」という応援に聞こえてしまいました。なぜなら、アンナは、名前を呼ばれるといいことがある(ご褒美がもらえる)と学んでいたからです。だから、アンナはますます「ワンワン!」と吠え、カラスに対抗しようとしたのです。

吠え方を観察する

飼い主が犬のトレーニングの度合いを判断することも大事です。

一つの方法として、吠え方の強さ、長さ、間隔を観察して、犬の興奮の度合いを理解できます。

強く、長く、頻繁に吠える犬は、何かに強く反応しています。

一方、吠える強さが弱く、短く、間隔が長い場合は、興奮度が低く、自己制御が働いていると思われます。

トレーニングできていない、あるいは、トレーニングの効果が薄れてきた、といったことに、うまく気づいて、対応しなくては。

犬の靴のサイズ選びは難しい

愛犬の肉球ケア と 靴をはいた犬 の続きです。

なぜ犬の靴?

アンナ(9歳のイヌ、メス、シーリハムテリア)の散歩で、あいかわらず苦労しています。

他の犬に吠えたり、通りかかった車やバイクや路面電車に吠えたり、他の犬のマーキングのあとに向かって突進していったり、うごかなくなったり。

体重9キロが怪力でリードを引っ張るので、飼い主も大変なのですが、足の裏にもかなり力がかかるようです。肉球が擦り切れたり、血が出たりしました。

以前書いたとおり、みつろうクリームで肉球のケアを続けていますが、そもそも裸足で散歩に行くのがよくない、と考えて、靴を探し始めました。

興奮しにくい、散歩が上手な子になってくれればいいのですが、これについては、いずれまた書きたいと思います。

ワンちゃんの靴

以前の記事 靴をはいた犬 で紹介したのが使い捨てペットシューズ「ワンちゃんの靴」です。

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またアマゾンのリンクをはっておきますが、使い捨てシューズは、衛生的で、手軽で、比較的安価なのがよいところです。

アンナの足の大きさから判断して、最初はLサイズを選びました。

でも、しばらく使いながら観察すると、後ろ足ばかり、脱げたりずれたりするのでした。

前足と後足の大きさが違う。気づかなかった。

そこでMサイズを買いなおしてみました。

2種類のパッケージを並べた写真です。デザインは同じで、箱の大きさがちょっと違います。

中身を並べた写真です。左がLサイズ、右がMサイズ。一回り小さいですね。長さで比べると、12センチと10センチでした。Mサイズは足を入れるところの形状もまっすぐで、ちょっとデザインが違います。

後足を重ね履きにする

「前足はL、後足はM」を履かせて歩かせたのですが、興奮して後ろ足を踏ん張ると破れてしまうので、たよりないと感じるようになりました。

以前の記事でも販売元の説明とは違う使い方を紹介してしまったのですが、またしても、ここから勝手なことを書きます。自己責任でご判断ください。

後足は、Mを履かせて、その上にさらにかぶせてLを履かせられる、と気づいたのでした。

手順はこうなります。

  • Mサイズを履かせる
  • Mサイズ用のストラップで止める
  • その上にLサイズを履かせる
  • 外側をLサイズ用のストラップで止める
  • 最後に固定用のテープを巻く

これはわりとうまくいって、嫌がりもせず、歩き方もおかしくならず、使えています。

そしてだんだん前足が気になってきました。実は前足もLサイズは大きすぎるのではないか、と。

前足も重ね履きするには

前足はずっとLサイズを普通に履かせていますが、いつの間にか左右にずれてしまうことが多く、ひどいときには散歩の途中で脱がせて履かせ直していました。

この状況は、Mサイズに買いなおす前の後足と同じだな、と気づきました。

では前足はMサイズが入るのでしょうか?入りません。途中で引っかかって、足の先が靴の奥に当たりません。

ダメもとでやってみようか、と思いついたのが、「どうせ重ね履きするので、内側の靴に切り込みを入れる」というアイディアです。

こうやって履かせる

ここからは、改めて手順を説明します。

なお、私()のやり方は、犬と人の体の大きさによっては、難しいとのことです(に指摘されました)。ご了承ください。

犬を膝の上にのせて、ホールディング、「さかさだっこ」します。撮影のために片手でやってますが、左右の手で、犬の左右の前足を握ります。犬があばれるときは、無理をしないで、まずホールディングそのものを練習します。

ワンちゃんの靴を手に取ったところです。封筒のようになっていて、両側から押さえてつぶすと、口が開いている側に、足を差し込める穴ができます。

アンナの後足に「ワンちゃんの靴」Mサイズがすっぽり入ったところです。裏側が肉球の向きになるように、曲がらないように気をつけます。

靴の上側のザラザラしたところの左右どちらかの端に、付属のストラップの端をつけます。

ストラップの反対側を、靴の左右の縁を裏側に織り込むように、ぐるっと巻いて、ゆるみがないようにして、ザラザラの部分の残りを使って固定します。

ストラップを巻き付けたところを靴の裏側から見た写真です。

付属の「ふわふわテープ」を外側に巻いているところです。このテープは手でちぎれないので、ハサミで切ります。

以上が、販売元の説明する手順です。

ここからは、前足で私が試したこと(実験)です。

Mサイズの靴の左右の片方の縫い目の付近を、切ります。70パーセントくらい切ったかな。。切り方が少ないとやっぱり足が入らないです。

履かせ方は同じです。切れ目を入れたところは、足がはみ出しています。

MとLの靴の重ね履きの説明です。

重ね履きした後の写真です。下の靴はほとんど隠れて見えません。

犬の足には、上のほうにも肉球があるので、注意します。この履かせ方では、上の肉球がちょうど靴の上の端の位置になっています。邪魔にはなっていないようです。

肉球や関節の場所に靴が当たったり、その場所が靴を固定する場所にかぶったりすると、犬は不自然に歩いたり、転びそうになったり、脱ごうとしたり、不快を訴えたり、まあいろいろ大変です。

4本の足に「ワンちゃんの靴」を履かせた様子です。

家の中で試す

このブログで紹介するつもりで買ったけど、うまくいかなかった靴がいくつもあるのですが、玄関から外に出ると、最初の30秒くらいで「ああこりゃだめだ」とわかります。

なので、先ほど紹介した「無理やり重ね履き」も、家の中で試して、不自然さや不快さがないかをチェックしているところです。

この状態で部屋の中で歩いたり走ったり、ソファに飛び乗ったりしています。いまのところ大丈夫そうです。

ごろーん。

最近は、夜、暗くなってから散歩に行くことが多いです。靴を履いていたとしても、アスファルトの上は熱いし、日差しも厳しいし。

人が地面に手を触れて5秒がまんできないなら、犬を歩かせるな、という話もあります。

というわけで、今回の実験の、本番は夜になる予定です。

肉球はいま

肉球ケアをはじめて5カ月くらい、裸足散歩をやめて3カ月くらいになりますが、アンナの肉球はどうなったかというと。。

あまりキレイな絵でもないので、写真は遠慮しておきますが、よくなっています。

あるとき、肉球にピンク色の部分が現れました。その部分だけ子犬の肉球のような色でした。しばらくすると白いカサカサの「年齢相応」の肉球になりました。

肉球は痛んだら元に戻りにくいと言われたのですが、自分で治す力をちゃんと持っているんだな。。

靴の話、そして「もっと上手にお散歩したい」という話は、これからも書きます。

毛玉が気になるネコのごはん

ハコちゃん3歳の報告から1カ月ちょっとになりますが、プレゼントした「つめとぎハウス」は入口をかじられて独創的なデザインになりました。まあ気に入っているのでしょう。

食べる、といえば、ハコはごはんを用意してもなかなか食べない子でした。

「ネコはだらだら食い」と動物病院で教わりましたが、まさにそんな感じです。とはいえ、いろいろ試していて、最近はちょっと食欲がアップしたので、やったことを書いてみます。

買ってみたけど全然食べてくれなくて、もったいないけど捨ててしまったキャットフードもあります。少量ずつ試すのがいいですね。

現在は2種類のキャットフードを半分ずつブレンドしています。どちらもロイヤルカナンで、ひとつは「ステアライズド(避妊・去勢で太りやすい猫専用フード 成猫用)」です。

もうひとつは「ヘアボール ケア(毛玉が気になる猫専用フード 成猫用)」です。

リンク先は直販サイト(マイロイヤルカナン)です。多いと使い切るまでに時間がかかってしまうので、400グラムの袋を買います。

キャットフードは開封したら乾燥剤を入れたり冷蔵庫に入れたりして、湿気やカビを防ぎます。

少し前に、夜中に毛玉を吐くことが増えてきました。

ちなみに ChatGPT はこう言っています。間違ってはなさそう。

ネコが毛玉を吐く行動は、自然な行動です。ネコは自己清潔行動として舌で毛を舐めることが多く、この過程で舌についた毛が飲み込まれます。多くの毛が胃に蓄積し、消化できない毛が毛玉となり、時折吐き出されます。

夜中に毛玉を吐くことが多い理由は、ネコが夜行性であるため、夜間に活動的であることが一つの要因です。また、静かな環境でリラックスしている時に自己清潔行動を行うことが多いため、夜間に毛玉を吐くことが多い場合もあります。

ただし、ネコが頻繁に毛玉を吐く、または吐き気や食欲不振など他の健康問題がある場合は、獣医に相談することをお勧めします。毛玉を予防するためには、定期的なブラッシングや、毛玉の生成を抑える特別な食事を与えることも効果的です。

 

ブラッシングするまでもなく、毛はどんどん抜けているようです。掃除をサボると家じゅうが毛だらけになります。

いろいろ考えて、ロイヤルカナンのヘアボールケアを試すことにしました。フードを変えるときには慎重にやらなくては、ということで、半分ずつのブレンドとなり、いまも続いています。

このブレンドはいまのところ成功しています。毛玉を吐くことがなくなりました。しかも、以前よりも早くごはんを食べ始めるようになりました。食欲がアップしたのでしょうね。

さて、ヘアボールケアをブレンドする前から、食欲をなんとかしたい、さらに、なるべく水分も取ってほしい、ということで、トッピングをしています。

最近の定番トッピングは「はごろも キャットフード (国産) 無一物 パウチ 寒天ゼリータイプ 鶏むね肉 40グラム」です。

リンク先はアマゾンです。実は、無一物だけさっさと食べて、ドライフードはあとからだらだら食べる、ということが多かったです。

いわゆる「ピューレ」もときどきあげています。よくCMで飼い主が手にチューブを持ってそのまま与えていますが、うちではお皿に移して与えています。

まとめると、ハコのごはんマニュアルは現在、こんな感じです。

  • 朝、昼、夜はドライフードを16グラム(ステアライズド 8グラム、ヘアボールケア 8グラム)
  • 「無一物」一袋を3日で使い切るように、だいたい9等分して、ドライフードにトッピング
  • 現在は(体重調整のために)寝る前にも、ドライフードを6グラム(2種類を3グラムずつ)

ハコの体重は多いときに5.4キロぐらいありましたが、現在は5.2キロくらいを維持しています。

最近、ネコの腎臓をサポートするAIMというたんぱく質が発見され、これを活性化するキャットフードが話題になっています。

ハコにも試しましたが、リピートはしていません。食欲と病気の予防をうまく両立させたいのですが。。

定期的に体重を測ったり、トイレの様子を確認したり、水の飲み方を見守ったり、大事なことはたくさんありますね。

ハコの水を飲む場所は家の中に3カ所あります。以前紹介した給水機も、こまめにフィルターを替えて使っています。

ハコは朝になるといつも「水道の蛇口をひねってくれ」と催促をします。蛇口から水が出ると満足そうに飲みます。給水機では物足りないのでしょうね。

この記事を書いていたら、目の前でごはんを食べたハコの写真です。

今日は、ハコは机の上で、アンナは机の下でくつろいでいます。外は暑いので、イヌもネコも熱中症に気を付けましょう。

 

ペットハウス

犬のペットハウスを買い換えました。

いままで使ったことがなかった「フレームにファブリックを巻き付ける」タイプのものです。

使っている様子の写真です。

幅と奥行きは50センチx60センチ。高さは約40センチ。クレートに入るよりはゆったりします。

組み立てている途中の写真。フレームのパーツの向きが間違っているとうまくいきません。試しているうちに完成しました。

犬用として買ったのに、先に猫が使い勝手を確認していた写真。

商品情報は以下です。同じようなものを複数のオンラインショップで見つけました。

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犬にとってペットハウスは、リラックスしたり、眠ったり、ストレスを感じているときに隠れるための場所、とされています。

いままで使っていたテント型のベッドの写真です。

シンプルで組み立ても簡単でした。5本の棒をテントの穴に通して、テントの上の部分で棒をロープで縛って完成。たぶん、このタイプは前回も使っていて、これが2個目だったと思います。

アンナがテントに入ってクッションの上で動き回っていると、だんだん緩んできて、形が崩れてきます。ときどき形を整え直していました。また、テントの布が白かったので、だんだん汚れてきました。

今回、そろそろ買い換えようということになり、実は出入口がふたつあるような形でもいいのでは、ということで、最初に紹介したものになりました。

私(タ)はアンナのペットハウスの隣に座って仕事をしています。私が動くとペットハウスに手足が当たって、寝ていたアンナを驚かせることもあります。コンパクトなハウスになって、ちょっと私がホッとしています。

「ハウス」と言ってここに入ってくれたらオヤツをあげてほめる、みたいなトレーニングを、新しいハウスでまたやらなくては。

靴をはいた犬

 

散歩のあとで犬の肉球にみつろうクリームを塗っていることを書きました。

アンナの肉球ケアはずっと頑張っていたのですが、期待したほどは改善しませんでした。朝はトレーニングを休んで肉球ケアだけしていました。すると「興奮しやすさ」も強くなってしまいました。散歩中にはげしく吠えると足に力がかかって、肉球も痛んでいきます。

これは悪循環なので、なんとかしよう、と思い、散歩用の靴を探し始めました。

今回紹介するのは「アンナに合いそう」と判断した「使い捨てペットシューズ」です。

WICKEDPUP ワンちゃんの靴、48枚入、6色ミックス | 犬用靴下、滑り止め | ペット用くつ、足舐め防止 | 猫用くつした、肉球の保護 | 履かせやすいドッグブーツ (Lサイズ)

パッケージの写真。「ワンちゃんの靴」の文字と、犬のイラストが目立ちます。サイズは4段階あります。一番大きいLサイズを買いました。

写真 ワンちゃんの靴 パッケージ

中身の写真です。使い捨てのシューズ本体と、シューズを足に固定する2種類のテープが入っています。

写真 ワンちゃんの靴 中身

シューズは細長い「封筒」のような形で、色がついている部分は不織布です。反対側の黒い樹脂の面が足の裏になるように、足にかぶせます。上側に面ファスナーのようなシールが貼られています。

1番目のテープを、そこにうまくくっつくように、巻き付けます。シューズを巾着袋のように絞って足に固定します。テープはピンク色と緑色のリバーシブルで、伸び縮みします。歩いても脱げないためには、きつく止める必要があります。この1番目のテープは繰り返し使えます。

2番目のテープは、1番目のテープが剥がれないために、外側に巻き付けるものです。緑色の犬のイラストが書かれた、ふわふわっとした素材のテープです。手ではちぎれなかったので、ハサミで切ります。強い粘着力はないのですが、巻き付けるとくっついて、歩いている間は剥がれません。

この靴を履かせた前足の写真です。

写真 アンナの前足 水色のペットシューズを履いている

最初の数回は、テープの締め方の加減がわからなくて、歩いている途中に脱げてしまいましたが、だんだんうまく使えるようになりました。

ずれることがなければ、1回の散歩では破れることはなく、期待通り、散歩で肉球が痛まなくなりました。

散歩の前に靴を履かせる手間はかかりますが、散歩の後は、足がドロドロにならないので、足を掃除する時間が減りました。

肉球の状態がよくなってきたので、トレーニングも再開しました。リードをつけて歩かせたり、マテをさせたり、といった、基本的なことを、またコツコツやりなおしています。

散歩に行く準備として、私はまずアンナを「ホールディング」して、後足、前足、と順番にこのシューズを履かせます。ですが、ルはこの作業は難しいと言っています。そもそも、足先を触られて嫌がるようなワンちゃんだと、こういう靴を履かせようとすると暴れるでしょう。

2番目のテープが、ちょっと足りなくなってしまい、かわりになるものを100円ショップで探したら、ダイソーにこんなものがありました。

まず、医薬品の棚にある「指にはつかずテープ同士がくっついて止まるテーピングテープ」です。「指・手首など」と用途が説明されています。イラストもなにもないベージュ色のテープですが、同じように使えました。

写真 ダイソーのテーピング用テープ

もうひとつは、これは自己責任でご判断いただきたいのですが、「5本入りケーブルタイ」です。幅2センチ、長さ18センチ、英字柄、スモーキーカラー。面ファスナーで固定します。スマートフォンの充電ケーブルなどを整理する目的のものです。

写真 ダイソーのケーブルタイ

これを1番目のテープの外側、足に巻き付けて固定します。以下はやってみた写真です。散歩のあいだ靴を固定する目的は果たせましたが、アンナが快適だったかどうかはわかりません。

写真 ペットシューズをケーブルタイで止めている

このシューズを履いてアスファルトを歩くと、スリッパやサンダルで歩いているようなカサカサという足音になります。脱げそうになると足音や歩き方が乱れるので、気を付けた方がいいでしょう。

もっと耐久性のありそうな犬用シューズも試していたのですが、足に合わなくて、すぐにずれたり向きが変わってしまい、うまく歩けなかったり、破れてしまったり、という結果です。特に後足は力がかかりやすいので、ずれないように細心の注意が必要と思います。

犬用シューズについては、他のものも試して、また報告を書きたいと思います。