XLサイズのキャットケージ

最近やってきたXLサイズのキャットケージについて、シュアルタの動物たちの対談をお届けします。

ネコのフク、ネコのハコ、そしてイヌのアンナが、どんなふうに感じているのか、さっそく見てみましょう。

大きなお部屋だニャ

フク:ねえ、ハコ。この新しいXLサイズのキャットケージ、どう思うニャ?

ハコ:広くて快適だニャ…と言いたいところだけど、実は私、ケージの中に入れないニャ!

フク:ああ、ごめんニャ、ハコ。これは私のためのケージなんだニャ。獣医さんに「誤食が癖になってる子はケージで飼った方がいいですよ」と言われたから、遊んでもらうとき以外はケージに入ってるんだニャ。

ハコ:そうだったのかニャ。フクはこないだ靴下を食べて、病院に連れていかれて注射を打たれて大変だったニャ。でも、この大きなケージ、私も入りたいニャ。広くて快適そうだし、隠れんぼだって楽しそうだニャ。

フク:隠れる場所はちょっとしかないニャ。でもね、ハコ、このケージはリビングの窓際に置かれているから、私は一番上のステップで窓の外を見てくつろいだり、下に降りてテレビを見たりしているんだニャ。ケージの中で上下移動もしっかり楽しめるニャ。

フク:ネコが窓の外を見ることを「猫テレビ」と呼ぶことがあるニャ。これは、ネコが外の景色や動いている物(鳥や車、人など)を見ることを楽しむ様子をテレビを見ることに例えたユーモラスな表現だニャ。窓の外の活動はネコにとって刺激的であり、退屈を紛らわせるのに役立つため、このような言い方が使われているニャ。

私も入りたいワン

アンナ:ねえ、ネコたち。この大きなケージ、すごく広そうだワン。私も一緒に遊びたいワン!具体的なサイズを教えてワン!

ハコ:187センチ、63センチ、185センチ。重さ38キログラムだニャ。

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フク:アンナ、これは私たちネコ用のケージだニャ。パパとママが、できるだけ大きなケージを探して、リビングに置ける限界ギリギリを選んだニャ。これで快適に過ごせるニャ。でも、ハコが入れないのはちょっと残念だニャ。

ハコ:まあ、フクがケージの中にいることで、フクのイタズラが減ったから、私はケージの外で、安全に家の中を動き回れるニャ。くつろげるようになって、まあ悪いことばかりではないニャ。

フク:それはよかったニャ。ケージの中はほとんど何もないんだニャ。私が誤飲誤食しないようにしているんだニャ。

ハコ:本当に悪いことしてニャイのか?

フク:ネコトイレのトレイを引っ張り出して、ペットシーツをかじってしまったことがあったニャ。引き出し式になっていない、シンプルなネコトイレと交換して、やっと落ち着いたんだニャ。

ハコ:前からやってるニャ。ペットシーツかじる理由があるニャアか?

フク:まだ歯がかゆいニャ。フクはまだ去勢手術も終わってない子ネコだニャ。

パパとママへのアドバイス

ハコ:パパ、ママ、ちょっと聞いてほしいニャ。先住猫である私にとって、新しいケージも、私のなわばりを侵害されている感じがするニャ。だから、食事や遊びの時間は、私を優先してくれると助かるニャ。

アンナ:そうだワン。ハコが安心できるためには、ハコを優先することが大切だワン。そうすれば、フクもハコもみんなが幸せになれるワン。

パパ:なるほど、ハコ。先住ネコの立場も尊重するよ。

フク:フクは広いケージの中を動き回れるけど、ずっとケージに閉じ込めてちゃダメだニャア。ケージの外で遊ぶ時間も大事ニャアよ。

ママ:そうね、フク。毎日、遊んであげるよ。パパは口先だけであいかわらずフクと遊んであげてないけど。

パパ:そうだ。フクが洗濯物をかじらないように、もうひとつ大きな買い物をしたんだよ。この話は次回にしよう。

犯罪学の理論で愛猫のイタズラ防止を

7ヶ月のオスのネコ、フクです。

先月も近況をご報告しましたが、実は毎日イタズラばかりして、困り果てていました。

カーテンをかじる。ケーブルをかじる。コタツの布団をかじる。ペットベッドやキャットタワーの布の部分をかじる。などなど。。。

片付けたり、見張ったり、ケーブルにガードを巻いたり、対策はしてきたのですが、いつかは落ち着いてくれるのではないか、と思っていました。

アンナ(イヌ)も、ハコ(先住ネコ)も、誤食誤飲はあったけど、成長するとだんだんやらなくなって、落ち着いてくれた、という経験をしています。

とはいえ、フクの誤飲は執念深さすら感じていました。

食べたものが排泄されたり吐かれたりするのを確認して、よく無事に生きているなあと思うこともありました。

そんな日々でしたが、数日前、飼い主の衣類を大量に食べて、数時間後に大部分を吐いてしまいました。それでも体調が回復せず、食欲がなくなり、食べたものをすぐに吐く、という状況になりました。

フクはずっと食欲旺盛だったので、これは深刻な事態なのでは、と不安になりました。

かかりつけが休診時間だったため、別の動物病院さんに急遽連れていき、検査をしていただきました。

胃はすでに空っぽで、腸は詰まっていない、血液検査も問題ない、ということで、一安心。

吐き気止めの注射や水分補給の点滴などをされ、帰ってきました。

キャットケージに閉じ込めて、だんだん元気になっていくフクを見守っています。

排泄物からはさらに布が出てきました。レントゲンや超音波エコーでは食べた布を直接見ることはできなかったのです。

食べることが癖になってる子はケージで飼った方がいいですよ、とアドバイスされました。これからどうしようかと考えているところです。

不正のトライアングル

突然ですが、情報セキュリティの分野に「不正のトライアングル」という理論があります。これを考慮して犯罪を予防する考え方が広く知られています。

不正のトライアングルのイメージ

よし、ちょっとフクと話をしてくるぞ。。

タ: ねえ、不正のトライアングルって知ってる?

フク: 不正のトライアングル?聞いたことないニャ。

タ: それはね、不正行為が起こる3つの要因を表しているんだ。

フク: 不正行為ってなんだニャ?

タ: 不正行為っていうのは、ルールに反することをすることだよ。

フク: ルールに反するとどうなるニャ?

タ: ルールに反すると、信頼を失ったり、ペナルティを受けたりするんだ。

フク: それは大変ニャ!不正はいけないニャ。

タ: そうだね。で、不正のトライアングルの3つの要因っていうのはね…

フク: うんうん、聞くニャ。

タ: 1つ目は「機会」。不正をする機会があること。

2つ目は「動機」。不正をしたくなる動機があること。

3つ目は「正当化」。自分の行動を正当化できること。

フク: にゃるほど!3つそろうと不正をしちゃうんだニャ。

タ: そういうこと。だから、この3つの要因をなくすことが大切なんだ。

フク: 僕、ちゃんとルールを守る良い子になるニャ!

タ: えらいぞ!一緒に正しいことをしようね。

ネコとイタズラ対策を語りあう

タ: ところで、たとえばフクがタオルをかじることについても、不正のトライアングルで考えてみようか。

フク: 布かじりも不正なのニャ?

タ: そうだね。ルールを破る行為だから、不正といえるんだ。

フク: なるほど、ニャ。じゃあ、3つの要因があるってことニャ?

機会

タ: そのとおり。まず「機会」だけど、飼い主の私がタオルを自由に触れる場所に置いておくと、フクがかじる機会が増えちゃうよね。

フク: たしかにニャ。タオルがあると、ついかじりたくなっちゃうニャ。

タ: だから、使わないタオルはきちんとしまうのが、飼い主の私の役目なんだ。

フク: そうだニャ。飼い主が頑張ることだニャ!

ネコのイタズラを防ぐために部屋を片付けるイメージ

タ: とは言っても、片付けることには限界があるんだ。フクはどうしても布を見るとかじってしまうようだから、布に手が届かない場所に閉じ込めないといけないかも知れない。窮屈かも知れないけど、納得してもらえると嬉しいな。

フク: 耐えられるかどうか、まだわからないニャ。

動機

タ: 次に「動機」だけど、ストレスや遊び欲求から、布をかじってしまうことがあるようだね。

フク: よくわかってるニャ!

タ: その動機を満たすために、安全なおもちゃを用意したり、一緒に遊んだりするのが効果的だと思う。もっと頑張ってみるよ。

フク: おもちゃで遊ぶのは大好きニャ!パパやママと遊ぶのも楽しいニャ!

ネコの欲求を満たすために遊んであげるイメージ

正当化

タ: 最後に「正当化」。かじっていいと自分に言い訳をつけていない?

フク: 言い訳?例えばニャ?

タ: 「ちょっとだけなら大丈夫」とか「パパやママに怒られても構わない」とか。

フク: あー、そんなこと考えたことあるかもニャ…

タ: ウールサッキングだから仕方ないと思ってたり?

ネコのウールサッキングのイメージ

フク: 「ストレスがたまっているから、ウールサッキングをして気を紛らわせているんだニャ」

「子猫の頃、お母さんのお乳を十分に吸えなかったから、その代わりにやっているんだニャ」

「みんな遺伝子のせいだと言っているから、自分はしょうがないんだニャ」

「やめられないほど習慣になっちゃったから、もう止められないニャ」

タ: そういう言い訳をせずに、ルールを守ろうね。飼い主の私も、もっと注意深くなるからさ。

フク: 一緒に頑張るニャ!

タ: 正しいことを一緒に実践しよう。私も今回は獣医師さんに「フクちゃんのパパ」といわれて、検査や点滴に立ち会って、あらためて愛情と責任を感じたよ。

フク: パパとママの愛情が一番の宝物ニャ!これからは良い子でいるニャ!

そうはいっても

冷蔵庫の上で先住ネコのハコを追い詰めるフクです。

やんちゃなフクは、いつもハコにイタズラを仕掛けています。

追い詰めるフク、気迫で追い返すハコ。

先住ネコは最後は負けてしまうことが多い、と聞いたのですが、本当にそうなのか。

いろいろな意味で、目が離せない2匹です。