アンナの声に耳を傾けて

今日はアンナのことを話し合います。過去のブログ記事はこちら

吠える理由

アンナ、今日はトリミングだったね。お疲れさま。最近よく吠えるけど、どうしたんだい?

ワン!いろんな音が気になるワン。

そうか、どんな音が気になるの?

ワン!家の外でトラックが動く音、カラスたちの鳴く声、小学校の放送の音楽、よそのワンちゃん、郵便配達のバイク、いろいろな音が気になるワン。

アンナが吠える理由はいろいろ考えられるよ。

  • 音に驚いた
  • 嬉しいことがあると学習した
  • 警戒することを学習した

なるほど、パパ。でも、どうしたらいいかわからないワン。

パパは家の中で、アンナが吠えそうなときには、サークルにリードをくくりつけて、つないでいるよ。だから、興奮して、吠え始めても、あまり走れないよね。

ワン!そうなのワン。つながれていると、走り回れなくて、我に返っちゃうワン。

むかしのアンナは、来客でチャイムが鳴ると、吠えるだけじゃなくて、ドアに飛びついたりドアから飛び出そうとしたよ。

ドアをちょっと開けて、アンナが勝手に出ようとしたらドアを閉める。

こんなトレーニングをやったよ。これは「うれしいこと」への対策だった。覚えてるかな?

ちょっと理不尽だと思ったけど、あのときは、嬉しいことがやってきても、じっとしていられるようになったワン。

アンナはセルフコントロールができたと思ったけど、もっとトレーニングをしないといけないね。
オスワリ、マテ、などの基本的なコマンドをしっかり練習することも大事だとされているんだ。

DOG SIGNAL 9巻「インターホン吠え」のエピソードが参考になるよ。

主任のアドバイス

ニャ、アンナが吠えるときにパパがほめていると誤解することがあるニャ。パパ、説明してみるニャ。

例えば、吠えたときにパパが「大丈夫だよ」とか「よしよし」って声をかけると、アンナはほめられていると感じるかもしれないんだ。

ワン?吠えるときに声をかけてくれると安心するけど、それがほめていることになるワンか?

そうなんだ。吠えているときに優しい声をかけると、それが吠えることに対する報酬になってしまうことがあるんだ。吠えることで注意をひけると思ってしまうかもしれないね。

ニャ、その通りニャ。吠えるたびに注目してもらえると感じると、吠える行動が強化されてしまうニャ。

ワン!じゃあ、どうしたらいいワン?

アンナが吠えないで静かにしているときに、ご褒美をあげるんだ。そうすることで、静かにしていることがいいことだと学べるよ。吠えるときは無視するか、冷静に対応することで、吠えることが報われないようにするんだ。

ワン!なるほどワン。パパ、わかったワン。静かにしているときにほめてくれると嬉しいワン!

アンナが吠えたときに、私が抱っこしたり、おやつをあげたり、「静かに」って声をかけたりしても、吠えたことをほめられていると感じるかもしれないわね。

そうだね、ママ。注意をひくために吠えることを強化しないように、静かにしているときにだけご褒美を与えることが重要だね。

ニャ、みんなで協力してアンナをサポートするニャ。

バギー散歩

最近、散歩で家から出た途端に吠えはじめることが多いね。イヌを飼う人が増えたりして、アンナの警戒するものが増えたのかもしれない。

ワン!それはあるかもワン。

だから、ふつうの散歩をしばらくお休みするよ。
最近は、バギーに乗せて公園に行って、公園ですこしだけ歩かせたり、オスワリをさせたりしているよ。

ワン!公園は広い芝生があって、涼しい風が吹いて気持ちいいワン。
他の犬やハト、スズメもいるし、シロツメクサにミツバチが止まったりもしてるし、車の音も聞こえるけど、しばらくすると落ち着いてくるワン。

甘い香りがするからといって、アンナはシロツメクサを食べちゃダメだよ。

ごめんワン。

公園ではアンナが落ち着いているのを見て嬉しいよ。いろいろな音や匂いに慣れて、興奮しにくいアンナになってほしいと思っているんだ。

音や環境に慣れさせるためのトレーニングは「脱感作」だニャ。この観点からバギー散歩を考察するニャ。

  • バギーに乗せて公園などの新しい環境に連れて行くことで、犬は新しい音や匂いに安全に慣れることができます。徐々に様々な刺激に慣れることで、恐怖や不安を軽減しやすくなります。
  • バギー内での制限された空間は、犬にセルフコントロールを教える良い機会となります。犬が吠えずにリラックスしているときにご褒美を与えることで、静かに過ごすことが強化されます​。
  • バギーから降りた後や公園内で『オスワリ』や『フセ』などの基本的なコマンドを練習することで、犬がリラックスしやすくなります。これもセルフコントロールの向上に役立ちます。

運動不足や認知症にも気を付けようね。アンナは10歳8ヶ月なんだよ。

ワン!健康に気をつけて、たくさん運動して、元気に過ごしたいワン!

梅雨と思い出話

梅雨の季節がやってきました。外は雨が降り続き、我が家の窓際のケージには不安げなフクがいます。そんな中、ハコは4年前の梅雨の季節に拾われて家にやってきたときのことを思い出しています。

お外がすごく暗くて、雨がずっと降ってるよ。なんだか怖くて泣いちゃうニャア…。

これは梅雨の季節だから、毎年こんな風になるんだニャ。雨がたくさん降る季節だニャ。

初めての梅雨だから、どうしていいか分からなくて…。雨の音も怖いニャア。

私も最初の梅雨のときは怖かったニャ。4年前の梅雨の季節に私は拾われたんだニャア。生後10日くらいの赤ちゃんだったニャ。

それはどんな感じだったのかニャ?

とても寒くて、みんなとはぐれてしまったニャ。でも、パパとママが私を見つけてくれて、すぐに動物病院に連れて行ってくれたニャア。検査をしてもらって、それからパパとママのおうちで温めてくれたり、ミルクをもらったりしたんだニャ。

ハコ、よく生き延びたニャア。

うっすらとしか覚えていないけど、あの温かさと安心感は忘れられないニャ。それ以来、梅雨の季節が来るたびに、そのときのことを思い出すニャア。

それを聞いて少し安心したよ。でも、やっぱりこの雨の音はちょっと怖いにゃあ…。

雨の音に慣れれば、むしろ心地よく感じることもあるニャ。

どうしていつもそんなに落ち着いていられるのかニャ?ぼくはじっとしているのが苦手で、いつも動き回りたくなるニャア。

私は昔からこういう性格だニャ。窓の外を眺めたり、静かに過ごすのが好きだニャ。それに、パパとママが私を「主任」って呼ぶ理由も分かる気がするニャ。

「主任」って、なんだか偉そうだニャ。でも、確かにハコはいつも落ち着いていて、何でも知っているみたいだニャ。

落ち着いて物事を観察するのが得意だから。でも、フクの元気さや好奇心もとても素晴らしいニャ。動き回ることで、新しい発見がたくさんあるニャ。

ぼくがエネルギーを持て余して調子に乗ると、ハコには本気で怒られてしまうニャ。

パパとアンナもまた、6年前の西日本豪雨について話していました。

アンナ、あの豪雨の時のこと覚えてるかい?川沿いの道路や建物がたくさん被害にあったんだよね。

覚えてるワンよ。あれは本当に大変だったワンね。

あの時、たくさんの人や動物が困難に直面していた。いつもアンナと一緒に散歩していた場所で見た、被害の光景が今でも鮮明に思い出されるよ。
それで、株式会社シュアルタは日本レスキュー協会の法人会員に申し込んだんだ。

日本レスキュー協会ってどんなことをしているの?

災害救助犬、いわゆるレスキュードッグの育成や派遣を中心に世界規模で活動しているNGO団体なんだ。大きな災害が起きたときに、レスキュードッグが人々を救助するんだよ。令和6年能登半島地震でも活躍してくれたんだ。

少しでも活動に協力できたら、うれしいワンね。

せっかく集まったから、あらためてハコの記念日をお祝いしましょう。

やあみんな。ハコが我が家の家族になって4年になるんだ。お祝いにハコが好きなウェットフードを買ってきたよ!

ありがとう。私はキャットフードが変わるのが苦手だけど、いつもウェットフードだけは食べちゃうから、うれしいニャ。

フクがお世話になってた動物愛護センターから連絡があったわよ。去勢手術も終わって、元気に暮らしてますってお返事したよ。
お迎えしたときの写真よりもいまのほうが可愛いね。太って丸くなったの知れないけど。

無事に愛護センターを卒業できてよかったニャ。

私たちは違う性格だから、全てを理解するのは難しいかもしれないワン。でも、それがお互いを補完し合うことにもなるワン。これからも一緒に色々なことを経験していくワンよ。

ワンちゃんの部屋をキレイに

いつもの2匹の会話

アンナ(イヌ): こんにちは、ハコ!今日は、どうやってパパに部屋を掃除させるかについて話したいんだワン。

ハコ(ネコ): それは興味深いニャ。具体的には何が問題なの?

アンナ: うん、まず、私たちの部屋について話すワン。掃除をするのはパパと私の部屋なんだけど、パパはこの部屋で仕事をしているワン。私はここで寝るんだけど、外の音が聞こえにくいから、お昼も、この部屋にいると吠えにくくて落ち着いて過ごせるんだワン。

ハコ: それはいいニャ。じゃあ、掃除の問題っていうのは?

アンナ: 実は、どうしてもトイレの外でおしっこをしちゃうんだワン。パパが敷いてくれたマットの汚れがだんだん取れなくなった感じがするんだワン。

ハコ: それは大変だニャ。パパはいままでどうしていたの?

床に敷くもの

アンナ: 最初は、普通のタイルカーペットを敷いてたんだけど、それだと掃除が大変で、去年「ペットの足腰にやさしい消臭マット」を買ってきてくれたんだワン。

ハコ: その消臭マットはどうだったかニャ?

アンナ: これがすごく良かったんだワン!このマットは私の足腰に優しいだけじゃなくて、消臭機能もあって、私も快適に過ごせるようになったワン。

ハコ: でも、やっぱりトイレの外でしちゃうことはあるニャ?

アンナ: うん、どうしてもトイレの外でしちゃうんだワン。パパはペットシーツでさっと拭き取って、なんとか対応してるんだワン。でも、消臭マットがだんだんネトネトしてきて、汚れが取れていない感じがしてきたみたい。水拭きしたり、「犬用消臭剤」を使って掃除したりしてるんだワン。

犬用消臭剤

ハコ: その犬用消臭剤って、どんなものなのかニャ?

アンナ: 「ジョイペット 犬用消臭剤」は、なめても安心なんだワン!天然の緑茶消臭成分が、ペット特有の気になる臭いを強力に消臭してくれるんだワン。除菌成分も配合されているから、トイレやケージにも効果的なんだワン。(ただし、全ての菌を除菌するわけではないんだって)すっきりハーブの香りがして、フローリングやカーペットにも使えるノンアルコールなんだワン。

天然成分消臭剤 アース・ペット

ハコ: 安心して使えるし、消臭もバッチリなんだニャ。

トイレトレーニング

ハコ: そもそもアンナはトイレを失敗したと思っていないニャ。パパがトイレを置いても、それをトイレだと思っていないニャ。

アンナ: そうかもしれないワン。でも、トイレトレーニングってどうすればいいんだワン?

ハコ: トイレトレーニングについて、整理して説明するニャ。

アンナ: お願いするワン!

ハコ: まず、トイレの場所を決めることが重要ニャ。犬が落ち着いてトイレができる静かな場所を選ぶのがポイントだニャ。

アンナ: それは大事だワン。次は?

ハコ: 次に、一貫性が大切ニャ。同じ場所にトイレを置いて、犬がそこをトイレと認識できるようにすることが必要だニャ。

アンナ: 一貫性が大事なんだワン。

ハコ: そうニャ。そして、トイレの場所に連れて行って、成功したらすぐに褒めること。おやつや優しい言葉で褒めると、犬はそれを覚えるニャ。

アンナ: 褒められるのは嬉しいワン!

ハコ: 逆に、失敗しても叱らないことが大切ニャ。失敗した場所をきれいに掃除して、匂いを残さないようにするニャ。

アンナ: 匂いが残ると、また同じ場所にしちゃうんだワン。

ハコ: その通りニャ。そして、定期的にトイレの場所に連れて行くこと。特に食後や起床後など、排泄しやすいタイミングを見計らうニャ。

アンナ: なるほど、タイミングも大事なんだワン。

ハコ: 最後に、トレーニングには時間がかかることを理解すること。焦らず、犬のペースに合わせて進めることが成功の秘訣ニャ。

アンナ: パパもこのことを知ってるんだワン。だから、一生懸命掃除して、トレーニングを続けてくれてるんだワン。

ハコ: 犬がおしっこをしたい場所がわかったら、そこにトイレを置くという手もあるニャ。

アンナ: それはいい方法だワン!

アンナとパパのいたちごっこ

ハコ: 実際にアンナとパパはどうだったのかニャ?

アンナ: 別の部屋で同じ形のペットトイレがあって、私はそこで上手にトイレができるんだワン。でも、この消臭マットが敷かれただけの部屋だと、アンナが「ここだワン」と思っても、いつもトイレの外になっちゃうんだワン。

ハコ: それは難しい問題ニャ。

アンナ: 私がおしっこをした場所に合わせて、パパがトイレの場所をちょっとずつ変えたらしいけど、なかなかトイレの中におしっこできないんだワン。

ハコ: それで、パパはどうしてるかニャ?

アンナ: 黙って掃除してるワン。私が頑張ってるってことを理解してるんだワン。

ハコ: その通りニャ。

アンナ: パパが拭いてくれても、ちょっとずつ残った匂いがあって、それが積み重なってるから、トイレの場所がますますわからなくなってきた気がするワン。だから、パパにしっかり掃除をしてもらおうと思ったワン。

ハコ: 消臭マットは掃除しにくいのかニャ?

アンナ: マットは防水だし丈夫なんだけど、私の足腰に負担がかからない滑り止めになっていて、表面がデコボコしてるんだワン。たぶんデコボコのあいだに汚れが残るんだワン。

ハコ: なるほどニャ。それで、何か新しい方法を考えているのかニャ?

サッシブラシ

アンナ: そう!パパに100円ショップで新しい掃除グッズを買ってきてもらったワン。「ペットボトルで水洗い!3way サッシブラシ」っていうアイテムなんだけど、これが便利そうなんだワン。

サッシブラシ(ダイソーネットストア)

ハコ: それはどうやって使うのかニャ?

アンナ: このブラシは、ペットボトルに水を入れて使うことで、簡単に掃除ができるんだワン。マットを磨く前に簡単に水を出せるから、汚れがしっかり落とせるワン。さらに、ペットボトルに取り付ければ、ブラシを立てたまましまっておけるんだワン。

ハコ: それなら、おしっこのしみついた汚れもしっかり掃除できるニャ。

アンナ: そうなんだワン。パパも掃除を頑張ってくれて、私ももっと快適に過ごせるようになるワン。

ハコ: よかったニャ。でもパパに頑張ってもらうばかりで、ちょっと可哀想だニャ。なにかパパを助ける方法がほかにあるのかニャ?

アンナ: ロボット掃除機の水拭きを試してほしいワン。またの機会によろしくワン!

XLサイズのキャットケージ

最近やってきたXLサイズのキャットケージについて、シュアルタの動物たちの対談をお届けします。

ネコのフク、ネコのハコ、そしてイヌのアンナが、どんなふうに感じているのか、さっそく見てみましょう。

大きなお部屋だニャ

フク:ねえ、ハコ。この新しいXLサイズのキャットケージ、どう思うニャ?

ハコ:広くて快適だニャ…と言いたいところだけど、実は私、ケージの中に入れないニャ!

フク:ああ、ごめんニャ、ハコ。これは私のためのケージなんだニャ。獣医さんに「誤食が癖になってる子はケージで飼った方がいいですよ」と言われたから、遊んでもらうとき以外はケージに入ってるんだニャ。

ハコ:そうだったのかニャ。フクはこないだ靴下を食べて、病院に連れていかれて注射を打たれて大変だったニャ。でも、この大きなケージ、私も入りたいニャ。広くて快適そうだし、隠れんぼだって楽しそうだニャ。

フク:隠れる場所はちょっとしかないニャ。でもね、ハコ、このケージはリビングの窓際に置かれているから、私は一番上のステップで窓の外を見てくつろいだり、下に降りてテレビを見たりしているんだニャ。ケージの中で上下移動もしっかり楽しめるニャ。

フク:ネコが窓の外を見ることを「猫テレビ」と呼ぶことがあるニャ。これは、ネコが外の景色や動いている物(鳥や車、人など)を見ることを楽しむ様子をテレビを見ることに例えたユーモラスな表現だニャ。窓の外の活動はネコにとって刺激的であり、退屈を紛らわせるのに役立つため、このような言い方が使われているニャ。

私も入りたいワン

アンナ:ねえ、ネコたち。この大きなケージ、すごく広そうだワン。私も一緒に遊びたいワン!具体的なサイズを教えてワン!

ハコ:187センチ、63センチ、185センチ。重さ38キログラムだニャ。

PETEPELA(ぺテぺラ) 猫 ケージ 大型 3段 広い 2段 多頭飼い キャットケージ 多頭用 キャスター ローラー 大きい 可愛い 増やせる ワイド ケージセット メインクーン ラグドール 組み立て簡単 おしゃれ 足場 室内飼い 奥行60 – XL ホワイト 187 * 62.5 * 184.5cm

フク:アンナ、これは私たちネコ用のケージだニャ。パパとママが、できるだけ大きなケージを探して、リビングに置ける限界ギリギリを選んだニャ。これで快適に過ごせるニャ。でも、ハコが入れないのはちょっと残念だニャ。

ハコ:まあ、フクがケージの中にいることで、フクのイタズラが減ったから、私はケージの外で、安全に家の中を動き回れるニャ。くつろげるようになって、まあ悪いことばかりではないニャ。

フク:それはよかったニャ。ケージの中はほとんど何もないんだニャ。私が誤飲誤食しないようにしているんだニャ。

ハコ:本当に悪いことしてニャイのか?

フク:ネコトイレのトレイを引っ張り出して、ペットシーツをかじってしまったことがあったニャ。引き出し式になっていない、シンプルなネコトイレと交換して、やっと落ち着いたんだニャ。

ハコ:前からやってるニャ。ペットシーツかじる理由があるニャアか?

フク:まだ歯がかゆいニャ。フクはまだ去勢手術も終わってない子ネコだニャ。

パパとママへのアドバイス

ハコ:パパ、ママ、ちょっと聞いてほしいニャ。先住猫である私にとって、新しいケージも、私のなわばりを侵害されている感じがするニャ。だから、食事や遊びの時間は、私を優先してくれると助かるニャ。

アンナ:そうだワン。ハコが安心できるためには、ハコを優先することが大切だワン。そうすれば、フクもハコもみんなが幸せになれるワン。

パパ:なるほど、ハコ。先住ネコの立場も尊重するよ。

フク:フクは広いケージの中を動き回れるけど、ずっとケージに閉じ込めてちゃダメだニャア。ケージの外で遊ぶ時間も大事ニャアよ。

ママ:そうね、フク。毎日、遊んであげるよ。パパは口先だけであいかわらずフクと遊んであげてないけど。

パパ:そうだ。フクが洗濯物をかじらないように、もうひとつ大きな買い物をしたんだよ。この話は次回にしよう。

犯罪学の理論で愛猫のイタズラ防止を

7ヶ月のオスのネコ、フクです。

先月も近況をご報告しましたが、実は毎日イタズラばかりして、困り果てていました。

カーテンをかじる。ケーブルをかじる。コタツの布団をかじる。ペットベッドやキャットタワーの布の部分をかじる。などなど。。。

片付けたり、見張ったり、ケーブルにガードを巻いたり、対策はしてきたのですが、いつかは落ち着いてくれるのではないか、と思っていました。

アンナ(イヌ)も、ハコ(先住ネコ)も、誤食誤飲はあったけど、成長するとだんだんやらなくなって、落ち着いてくれた、という経験をしています。

とはいえ、フクの誤飲は執念深さすら感じていました。

食べたものが排泄されたり吐かれたりするのを確認して、よく無事に生きているなあと思うこともありました。

そんな日々でしたが、数日前、飼い主の衣類を大量に食べて、数時間後に大部分を吐いてしまいました。それでも体調が回復せず、食欲がなくなり、食べたものをすぐに吐く、という状況になりました。

フクはずっと食欲旺盛だったので、これは深刻な事態なのでは、と不安になりました。

かかりつけが休診時間だったため、別の動物病院さんに急遽連れていき、検査をしていただきました。

胃はすでに空っぽで、腸は詰まっていない、血液検査も問題ない、ということで、一安心。

吐き気止めの注射や水分補給の点滴などをされ、帰ってきました。

キャットケージに閉じ込めて、だんだん元気になっていくフクを見守っています。

排泄物からはさらに布が出てきました。レントゲンや超音波エコーでは食べた布を直接見ることはできなかったのです。

食べることが癖になってる子はケージで飼った方がいいですよ、とアドバイスされました。これからどうしようかと考えているところです。

不正のトライアングル

突然ですが、情報セキュリティの分野に「不正のトライアングル」という理論があります。これを考慮して犯罪を予防する考え方が広く知られています。

不正のトライアングルのイメージ

よし、ちょっとフクと話をしてくるぞ。。

タ: ねえ、不正のトライアングルって知ってる?

フク: 不正のトライアングル?聞いたことないニャ。

タ: それはね、不正行為が起こる3つの要因を表しているんだ。

フク: 不正行為ってなんだニャ?

タ: 不正行為っていうのは、ルールに反することをすることだよ。

フク: ルールに反するとどうなるニャ?

タ: ルールに反すると、信頼を失ったり、ペナルティを受けたりするんだ。

フク: それは大変ニャ!不正はいけないニャ。

タ: そうだね。で、不正のトライアングルの3つの要因っていうのはね…

フク: うんうん、聞くニャ。

タ: 1つ目は「機会」。不正をする機会があること。

2つ目は「動機」。不正をしたくなる動機があること。

3つ目は「正当化」。自分の行動を正当化できること。

フク: にゃるほど!3つそろうと不正をしちゃうんだニャ。

タ: そういうこと。だから、この3つの要因をなくすことが大切なんだ。

フク: 僕、ちゃんとルールを守る良い子になるニャ!

タ: えらいぞ!一緒に正しいことをしようね。

ネコとイタズラ対策を語りあう

タ: ところで、たとえばフクがタオルをかじることについても、不正のトライアングルで考えてみようか。

フク: 布かじりも不正なのニャ?

タ: そうだね。ルールを破る行為だから、不正といえるんだ。

フク: なるほど、ニャ。じゃあ、3つの要因があるってことニャ?

機会

タ: そのとおり。まず「機会」だけど、飼い主の私がタオルを自由に触れる場所に置いておくと、フクがかじる機会が増えちゃうよね。

フク: たしかにニャ。タオルがあると、ついかじりたくなっちゃうニャ。

タ: だから、使わないタオルはきちんとしまうのが、飼い主の私の役目なんだ。

フク: そうだニャ。飼い主が頑張ることだニャ!

ネコのイタズラを防ぐために部屋を片付けるイメージ

タ: とは言っても、片付けることには限界があるんだ。フクはどうしても布を見るとかじってしまうようだから、布に手が届かない場所に閉じ込めないといけないかも知れない。窮屈かも知れないけど、納得してもらえると嬉しいな。

フク: 耐えられるかどうか、まだわからないニャ。

動機

タ: 次に「動機」だけど、ストレスや遊び欲求から、布をかじってしまうことがあるようだね。

フク: よくわかってるニャ!

タ: その動機を満たすために、安全なおもちゃを用意したり、一緒に遊んだりするのが効果的だと思う。もっと頑張ってみるよ。

フク: おもちゃで遊ぶのは大好きニャ!パパやママと遊ぶのも楽しいニャ!

ネコの欲求を満たすために遊んであげるイメージ

正当化

タ: 最後に「正当化」。かじっていいと自分に言い訳をつけていない?

フク: 言い訳?例えばニャ?

タ: 「ちょっとだけなら大丈夫」とか「パパやママに怒られても構わない」とか。

フク: あー、そんなこと考えたことあるかもニャ…

タ: ウールサッキングだから仕方ないと思ってたり?

ネコのウールサッキングのイメージ

フク: 「ストレスがたまっているから、ウールサッキングをして気を紛らわせているんだニャ」

「子猫の頃、お母さんのお乳を十分に吸えなかったから、その代わりにやっているんだニャ」

「みんな遺伝子のせいだと言っているから、自分はしょうがないんだニャ」

「やめられないほど習慣になっちゃったから、もう止められないニャ」

タ: そういう言い訳をせずに、ルールを守ろうね。飼い主の私も、もっと注意深くなるからさ。

フク: 一緒に頑張るニャ!

タ: 正しいことを一緒に実践しよう。私も今回は獣医師さんに「フクちゃんのパパ」といわれて、検査や点滴に立ち会って、あらためて愛情と責任を感じたよ。

フク: パパとママの愛情が一番の宝物ニャ!これからは良い子でいるニャ!

そうはいっても

冷蔵庫の上で先住ネコのハコを追い詰めるフクです。

やんちゃなフクは、いつもハコにイタズラを仕掛けています。

追い詰めるフク、気迫で追い返すハコ。

先住ネコは最後は負けてしまうことが多い、と聞いたのですが、本当にそうなのか。

いろいろな意味で、目が離せない2匹です。