床に敷くもの

アンナ(シーリハムテリア 9歳4ヶ月)のために最近買ったのは「トイレ下敷きマット」です。

メーカー(サンコー)のオンラインショップのページは下記です。

ペット用トイレ下敷きマット(KI-86)

商品説明 ペット用トイレ下敷きマット KI-86

Amazon でも売られています。

1枚が60センチ x 90センチ。充分に大きいと思ったのですが、アンナのトイレのワガママを許すには充分ではなく、けっきょくアンナ部屋(兼「タ」の仕事部屋)に2枚並べてこれを敷き、念のため、つなぎ目の下にはペットシーツも敷いています。そして真ん中に標準サイズのペットトイレを設置。

フローリングの床は滑りやすいので、イヌやネコの飼育には向いていないと言われます。DOG SIGNAL 8巻にもこの話が出てきました。。

私たちの家にはフローリングの場所が多いので、東リの「洗えるタイルカーペット」を使っています。参考までに、東リのペット総合情報サイトも紹介します。

犬家猫館.com

「イヌヤネコタチ、ドットコム」と読むそうです。

かつてはクイズ番組でおなじみだった東リのタイルカーペット「アタック」。

このペット対応タイルカーペットは、裏側が滑り止めになっています。汚れたときには1枚ずつ洗えます。

便利に使ってきたのですが、アンナはペットトイレをバッチリ使えることもあれば、調子が悪いときもあります。

調子が悪いときが続くと、カーペットは次から次へと汚れます。汚れたら、風呂場で洗って、乾かします。

お手入れについてメーカーのサイトには「洗濯機は使わないように」と書かれています。

ファブリックフロアの水洗い方法を教えて下さい

ですが、ときどき、カーペットが2枚も3枚も「ただいま洗濯中」という状況になり、洗濯機でむりやり脱水だけするのですが、だんだん飼い主は疲れてきました。

そんなときにペットショップで「トイレ下敷きマット」を見つけて「洗濯機で洗える」「はっ水加工」という売り文句に惹かれたというわけでした。

最初は1枚だけ買って使ってみました。裏面がかなりしっかり床にくっつきます。さすが「吸着」。いい感じです。

期待通りの性能だとわかった反面、面積は足りないとわかったので、買い足して、2枚になりました。

はっ水加工なので、汚れをペットシーツで拭き取ると、いちいち洗わなくてもそのまま使えます。

とはいえ、だんだん汚れてはくるので、丸洗いはいずれ必要です。

うまく洗濯機で洗えるのか、洗ったあとではっ水性能がどうなるか、やってみないとわかりません。値段が手頃なので、買い換えるかも知れません。

タイルカーペットほど厚くはないので、部屋全体に敷く目的には向いていません。

いずれにせよ、飼い主の仕事がちょっと減りました。

イヌのトイレのしつけ、いろいろお悩みの方は多いはずで、私たちも長い間、アンナのトイレについて、悩みがつきません。

最初は、きびしく叱ったり、むりやり従わせようとして、うなられたり、噛みつかれそうになったり、無知ゆえの失敗を繰り返しました。

イヌは、排泄行為そのものを叱られたと誤解すると、健康に関わる問題行動を起こす。そういう専門的な知見もあります。

なにが正しい方法なのか、だんだんわかってくると

  • イヌが失敗しないように、まず飼い主は環境を整えるべき
  • どこで排泄したいのか、行動を観察して、できるだけ尊重する
  • 匂いや足の感触で場所を確認するらしい
  • 失敗は無視
  • 成功したらしっかりほめる

などなど、まあそうだろうな、ということを実践するようになり、今に至ります。

それでも、ここで書いたように、できないときにはできないので、たぶんアンナの体型にはこのトイレは窮屈なのだ、と思っています。

今回はこういう内容なので、関係ない写真を最後に紹介しますが、めずらしく和室で撮ったアンナです。こんなアングルだと、1.5頭身くらい、頭の大きさと足の短さばかりが目立ちますね。

ネコの首に鈴をつけた話

ネコのハコ(2歳7ヶ月)に、ひさしぶりに首輪を買ってあげました。

ピンク色の革の首輪で、バックルと反対のところに、やはりピンク色の鈴がついています。つけてあげたのは2週間くらい前です。

最初の写真は後ろ姿。鈴が見えると思います。

次の写真は正面からのハコの顔。ちょっとベルトの余った部分が長かったのですが、こうしてみると、ベルトが毛に隠れてしまって、余った部分だけが目立っています。

ネコ用の首輪には、一定の力がかかると外れるもの(「はずれる首輪」)と、そうでないもの(イヌ用と同じもの)があります。

ハコには何度か「はずれる首輪」を買ってあげたのですが、嫌がって自分から外そうとしました。その嫌がり方が、見るのも申し訳ないくらい、体をねじって、首輪を外そうとします。

首輪のキツさ・ゆるさも悩ましいところです。きついと、猫が成長すると、あっという間に首を絞めてしまいそうです。そもそも、きつめの首輪をつけようとすると、尋常でなく嫌がるので、引っかかれるとか、噛みつかれるとか、いろいろな覚悟が必要です。

一方で、緩んでいると、付けることはできるのですが、すぐに、ハコはつけられた首輪のベルトを口の中に入れて、かじって壊そうとします。それでなくても誤食・誤飲が心配なので、とても首輪は無理だな、と諦めていました。

ふと気づくと、すっかりハコも成猫になっていました。

できればリードをつけてアンナとハコとみんなで散歩できたり、どこかに預けないといけなくなったり、といったことを考え始めました。

そんなときにペットショップで「はずれる首輪」ではない、犬用と兼用の今回の首輪を見つけて、トライしてみた、というわけです。

さて、今回の首輪はどうだったのか。いまのところ、ハコはおとなしく、この首輪を受け入れています。いちおう大きめの首輪を選んだので、首と首輪の間に私の指が2本入ります。首がもっと太くなっても大丈夫ですが、いまの体重(5.2kgくらい)をキープしてもらいたいです。

ときどき、床や壁に首をこすりつけています。首輪をはずす方法を探しているのかも知れません。これは、諦めてくれるのを待っています。

ネコに首輪をつけることのメリットは何でしょうか?

まず、鈴がついていると、人間が、ネコの接近に気づきやすくなります。ネコには迷惑かも知れませんが、存在に気づかないと「ねこふんじゃった」ということもあります。

うっかりクローゼットやトイレに閉じ込めてしまった、といったことにも気づきやすくなります。

次のステップとしては、連絡先や迷子札をつける、といったことがやりやすくなります。マイクロチップという話もありますが、我が家のわんにゃんはまだです。

先ほども書きましたが、首輪にリードをつければ、お散歩ができます。そんなネコちゃんを、ときどき見かけます。ただし、いわゆる「はずれる首輪」ではリードをつけられません。

さらに、イヌやネコの首につける小型の装置で、行動を記録してリモートで見守る、といったものが、話題になっています。試してみたかったのですが、今回、首輪を受け入れてくれたので、やっと現実的になりました。

そのネコちゃんに似合っていて、かわいいかどうかも、たぶん大事です。

ピンクの首輪、ハコに似合ってる、かわいい首輪だと思います。

ペットと暮らしと仕事

秋が深まってきました。アンナはちょっと落ち着きがなくなってきたかな。。

アンナ(シーリハムテリア・メス・9歳)がふだんいる場所は、私(タ)の仕事部屋でもあります。

いま住んでいる家には、道路から離れている窓のない小さな部屋があります。飼い主のオンライン会議に便利ですが、アンナが落ち着ける条件でもあるのです。

犬を飼っている人がよくオンラインで「愛犬が吠えたらごめんなさい」とおっしゃいますが、アンナは私の打ち合わせ中に鳴くことが、滅多にありません。

とはいえ、いわゆる「要求鳴き」はします。わかりやすいのは「ごはんの時間」ですね。わりと正確な腹時計を持っているようです。鳴き始めたら私も休憩を取ることにして、アンナを連れてリビングに行きます。

最近、私が席を外しているときに「アンナ部屋」から要求鳴きが響きはじめて、しばらく待っていたのですが、まったく鳴き止みません。ふと「ペットヒーターのスイッチを切った」ことを思い出しました。あわてて部屋に行ってペットヒーターをオンにすると、アンナは鳴くのをやめました。

こちらはうちの犬と猫が使っているペットヒーターです。Amazon で買いました。

エアコンの調子が悪くて部屋が暑すぎたり寒すぎたりしたときにも、アンナは鳴いて知らせます。私はリモートで部屋の温度の管理やエアコンの制御をできるようにしました。主に SwitchBot を使っています。

ひとつひとつ問題に向き合ってきたことを振り返ると「犬の気持ちがわかった」と言えなくもありません。

散歩の途中にスマートフォンを見るのをやめた、と書きました

最近、リビングで犬や猫がごはんを食べて、飼い主も食事をする、そんなときに、なるべくテレビを見ないでアンナを観察しています。テレビをやめて、スマートスピーカーでラジオを聞きながら。

リビングでは外の物音が聞こえやすく、アンナは突然ほえはじめます。飼い主がテレビを見ていると「テレビの邪魔をされた」と思います。でも、それは人間の勝手な理屈だな、と気づきました。

いわゆる無駄吠え対策をしたいわけです。

おやつをあげたり、抱っこをしたりするのは「望ましくないことの強化」なので、避けたいわけですが、そもそも、犬が冷静でなければ「学習」できないかも知れません。

イヤな音が聞こえてきて、瞬時に激しく興奮して、窓際に駆けていって、強く吠え続ける。

あらかじめサークルや机に、リードでつないでおくと、まずは「窓際に行きたくても行けない」ので、すこしは興奮を抑えられます。

さらに、飼い主が噛まれないように注意が必要ですが、最近は「ホールディング」も試しています。

これも繰り返しですが「犬の背が飼い主のひざの上で仰向けの状態で抱きかかえる」やつです。

リードでつないでも吠え続けますが、ホールディングしていると吠え続けることが難しいようです。

落ち着いたときに床におろしてやると、全身を「ブルブル」と振るわせます。いわゆる「カーミングシグナル」です。時と場合にもよりますが、なにかのメッセージがアンナに伝わった、と私は解釈しています。

トレーニングでカーミングシグナルが頻繁に起きるのは、トレーニングの効果があった証拠だと説明されたこともあります。

こんなふうに愛犬と向き合っていると、テレビを見る余裕はなくなってきます。

問題行動が減って、飼い主の仕事中に静かでいてくれれば、と思っています。

とはいえ、天気がよい日には、明るいうちに散歩もさせたいし、病気やけがになることもあります。通勤で家にいる時間が短かったり、急な休みをとれなかったり、といった理由で、ペットと暮らすことは仕事と両立しない、という人も多いでしょう。

私はアンナを迎える前からテレワークでしたが、この数年、他者への共感や多様性の尊重を、ペットたちのおかげで実践できている、と気づかされました。

ペットと両立するように、働き方や暮らし方を、早く見直すべきだった。。

最後の写真は広島県立美術館と広島市現代美術館のコラボ企画展。草間彌生「私の犬のリンリン」という現代美術の作品ですが、携帯電話として販売もされていたそうです。

より多くの犬や猫や飼い主が幸せに暮らせて働けるために何ができるか。。どうやったらアンナとおしゃべりできるか。考え続けています。

犬の散歩 ビフォーアフター

今回は、アンナ(愛犬)の散歩について、振り返ってみます。

犬に散歩をさせる目的は。。

  • 適度に運動させる
  • リフレッシュさせる
  • 社会化をさせる
  • 飼い主とのよい関係を築く

などと言われます。

アンナは散歩中に、他の犬のマーキング(おしっこの跡)の場所で立ち止まって、クンクン、臭いをかぎはじめます。人間がSNSで興味を持った投稿に「いいね」をするように、犬も他者のマーキングに「いいワン!」をするのでしょうね。。

同じ場所にさらにマーキングをしたがりますが、屋外でのトイレのルールやマナーに注意が必要です。

あまりしつこく臭いを嗅ぎ続けるのは好ましくない。他の犬の臭いを気にしすぎると、どんどん臆病になってしまう。そんな懸念も読んだことがあります。どなたの何の記事だったか思い出せず。。(出典がわかったら、加筆します)

クンクンしつづけるばかりで、歩いてくれないのも、こまりますね。

以前のアンナの散歩は、こんな感じでした:

  • とにかく興奮して人間を(リードを)ひっぱり続ける。
  • かと思うと、歩かなくなることもある。仕方ないので、おやつを見せて、歩かせる。
  • 飼い主がぼんやりしていると、道ばたの雑草を食べる。「道草を食う」は現実にあるんだなと驚きました。アジサイなど、犬がたべると危険な草花もあるので注意が必要です。
  • クルマやバイクや他の犬が近づくと、はげしく吠える。迷惑になると思い、吠えてしまったら抱っこしてその場を離れたりしていました。
  • 坂道や階段をのぼったり降りたりすることも多かったですが、ときどき、腰を痛めて、獣医さんのお世話になっていました。
  • 飼い主は、というと、スマホを見ながら犬の散歩。散歩のついでにポケモンを探していたこともありました。ひどい飼い主だ。

そんなアンナと飼い主が、あるとき(2020年の春 DOG SIGNAL を紹介 したころ)、散歩に限らず、とにかく「もっと穏やかに暮らしたい」と決心して、ドッグトレーナーさんに相談して、いろいろ勉強しました。

一般的には、子犬のときに、パピークラスなどと呼ばれていますが、乗り物の音や他の犬に慣れておきましょう、という話です。

成犬になってから、どこまでトレーニングで頑張れるのか?

「しつけ」とか「ドッグトレーニング」とか、かわいそうだったり残酷だったりしないのか?

トレーニングの話は、別の機会に。

いま、アンナの散歩は、こんな感じになっています:

  • 飼い主と同じ速さで歩かせます。リードを短く持って散歩をするので、引っ張っても、ワガママな歩き方はできません。
  • 拾い食いもさせません。リードを短く持ち、地面に落ちたものを口に入れそうになったら、遮ります。健康のためでもあり、「ワガママな行動は許されない」と教えるためでもあります。
  • 飼い主はスマートフォンなどに気を取られず、アンナと周囲の状況に気を配りながら歩きます。
  • アンナが吠えそうな状況(他の犬、バイク、トラック、体育館の球技の音、などなど)が近づいたら、まずは、避ける、逃げるように努力します。
  • 抱っこをして危険を回避する場合は、吠えてしまってから、ではなく、吠える前に抱っこをします。犬にとっては「抱っこ」は「ごほうび」であるため「吠えたら抱っこしてもらえる」という条件づけは成立させたくないのです。
  • 他の犬やバイクがすれ違っても、吠えないで我慢してくれたときには、「オスワリ」をさせて、それからおやつをあげます。「吠えたら叱る」ではなく、「吠えなかったらほめる」を心がけています。
  • 坂道や階段の上り下りは避けています。そのせいか、最近は腰を痛めることがなく過ごせています。
  • 歩かなくなることは、やっぱりあるけど、無理にひっぱらない。歩いてくれそうな方向を、さぐっていきます。目に見えない迷路で出口を探す感覚になります。
  • 同じ場所に執着するなど、アンナのわがままに従うと「悪くなりそう」だと思ったら、悪い流れを断ち切ります。抱っこで別の場所に運んだり、仕方なくおやつに頼ったり。。まだまだだな。。

他のワンちゃんとご挨拶をする機会もありますが、うまくできなくて、吠えられたり、吠えたりすることも。ごめんなさい。

9歳のシニア犬になってしまいましたが、これからも「よい行動を褒めて増やす」ことを続けたいと思います。

散歩にいつも使っているグッズや、その他の細かいことは、次の機会に書きます。

写真は7年前、まだ1歳半くらいのころのアンナ。

次は2年くらい前、まだまだ落ち着きがなかったアンナ。

最後は1年くらい前。このころから落ち着いてきました。

 

犬が噛む理由を考える

私の体験に基づいて「犬の歯磨きで噛まれたくない」を書きましたが、飼い主に危険な行為や犬の健康を損なう行為をお勧めするわけではないことを、最初にお断りしておきます。

あらためて「犬が噛む」ことについて考えます。

犬が(例えば飼い主を)噛む前には、うなる、歯を見せる、といった「前触れ」があります。尻尾や耳を立てる、などとも言われます。こういう状況を、我が家では「ガウガウ」と言ったりもします。専門書は「攻撃性」と呼んでいます。

犬に攻撃性がでたときに、飼い主が「勝たなきゃ」と思うとひどい目に遭います。なぜかムキになってしまい、私は何度も失敗しました。

例えば、犬の歯磨きをしようとしたけど、犬がうなったので、やめてしまった。

これは、犬にとっては「うなったら、嫌なことを回避できた」という経験です。

この経験で犬は「嫌なことを回避したいときにはうなる」という学習をしてしまいます。「うなっても嫌なことを回避できなければ、噛めば確実に回避できる」ことにも繋がります。行動の「強化」と言われます。

人間が、例えば大声を出して犬を「叱る」のは、効果がないと思います。低い声で否定的な気持ちを伝えることはできますが、犬が興奮しているときにはたぶん攻撃性をあおるだけです。

まず冷静になりましょう。つくづく思いますが、犬というのは、人の心を鍛えてくれる存在ですね。。

犬に罰を与える手段、例えば特別な音を出す機械で驚かせるとか、犬が嫌がる味や臭いのものを塗ったり与えたりするとか、いろいろ試しました。大半は「何かをやめさせる」方法としては、うまくいったことがないです。犬に電気ショックを与える機械もありますが、たぶんかわいそうなだけなので、やめておきたいです。

「噛んだら思い通りになった」を経験させない方法。簡単なところから。。

(1)状況を作らない

犬が攻撃的になる状況を避けることができるなら、そういう状況を作らないのが、対策の第一歩になります。

犬をしっかり観察して「ガウガウ」を回避できるようになって、私はだいたい安全に暮らせるようになりました。

注意力や判断力が落ちているときは、そもそも犬に近づかないという手もあります。私は夜中のガウガウを解決できなかったので、犬と一緒に寝るのをやめました。

(2)あきらめさせる

前回の記事で書いたホールディングは、犬が自分の思い通りにならない状況を受け入れる、というトレーニングになります。

犬が人の手を噛んでも、人が革の手袋をつけていて、人が行動をやめなかったら、「噛んでも無駄だ」ということになります。そうならないと逆効果なので注意が必要ですが。。

日常のことですが、抱っこをしようとすると、うなることがあります。どこか体に悪いところがあって、触られると痛いのであれば、獣医師さんに相談です。ですが、悪いところがなくても、なんだかイヤだ、と思うときはあるようです。

おやつで気を引いて、抱っこさせてもらえばいいですが、気前が良すぎますね。。

「納得してね」と言い聞かせて、ゆっくり落ち着いて、抱きかかえて持ち上げると、おとなしく抱っこさせてくれることもあります。

抱き方が不適切だと犬が嫌がるので、正しい方法を学ぶことも必要でしょうね。。

犬や人の状況を個別に判断するには、専門家に見せたほうがよいかも知れません。

(3)嬉しいことを失わせる

さきほど「叱ったり罰を与えたり」をお勧めしないと書きましたが、「嬉しいことを失わせる」という手はあります。

飼い主が別の部屋に行ってしまう、とか、触る(抱く)のをやめる、とか。。「犬のこころの処方箋」などでも解説されていますが、子犬に甘噛みをさせたくない、といった場合に使えそうです。

どういうタイミングでどうすれば、そういう効果になるのか、ちゃんと選ばなくてはいけないですね。

しばらくやってみて、効果があるのか、ないのか、時間をかけて見極めて、うまくいかないときはやり方を見直したほうがいいですね。

悪い行動を強化しない。よい行動を強化する。私が経験したり調べたりしたことを、これからも書いていこうと思います。

人と犬が一緒に幸せに暮らせるように、私とアンナも、焦らずに、コツコツ、頑張ります。

文献

  • 「愛玩動物飼養管理士実践ガイドブック ペット飼養相談の実例集 Ver 20」(公益財団法人日本愛玩動物協会 2019年)
  • 小西伴彦「犬のしつけ学(基礎と応用)」第2版(インターズー 2015年)
  • ブルース・フォーグル「ドッグズ・マインド」新装版(八坂書房 2005年)