Dog’ SUDOKU スライドパズル

アンナのおはなし

ねえねえ、パパわん!

アンナだよ、アンナ!わんわん!知ってる?もうすぐ10歳になるよ。10歳ってすごいでしょ?でもね、同じおもちゃで遊んでると退屈だワン。だから、トラックに吠えたり、わざとトイレをはずしてみたりするワンよ。

新しいおもちゃが欲しいワン。パズルが欲しい!

YouTubeでお友達がやってるの見たことあるんだけど、すっごく楽しそうだワン。レバーを動かしたり、形を合わせたりするやつ!あれ、欲しいなぁ。

わんわん!お願いだよ、パパわん!新しいパズルを買ってきてね!

アンナからの大事なお願いワンよ!

買ってきました

パパです。お誕生日はまだなんだけど、そこまで言うなら。。

問題行動への対応、だんだん策が尽きてきて、けっきょく「遊ばせる」ことが足りてない、と思い始めました。

アンナにせがまれるようにホームセンターに行ってみたら、「犬用の数独」と書かれたものがありました。

Dog’ SUDOKU スライドパズル カラフル
コミュニケーションツール おやつ探し 犬のおもちゃ

実際には数独パズルそのものではないけど「頑丈そうなので、いいな」と思って選びました。

アンナのおもちゃ選びの基本は「こわれないこと」あるいは「こわしても誤飲などの危険がないこと」なので、あまり面白いものを買ってなかったのです。ぬいぐるみはかじって手足をちぎってしまうので、すぐに取り上げないといけないし。

Dog’ SUDOKU のパッケージです。オーストリアの製品とのことで、箱には英語がぎっしり書かれていますが、日本語も印刷されています。

あけてみました。右隅にネコ(ハコ)がいますが、気にしないでくださいね。検品にやってきたそうです。

私が買ってみたのは難易度の低い「ベーシック」というものです。

田の字になっていて、4つのマスのそれぞれにくぼみがあり、おやつやフードを隠せます。

このマスをふさぐ8センチ四方のフタが3つはめ込まれています。1カ所だけフタのないマスがあり、となりのマスからフタをスライドできます。

ようするにスライドパズルです。

アンナはこのパズルで遊べるのか?

オヤツがはいっていることを教えて、しばらく頑張ってもらったのですが、何をしていいかわからないらしく、しばらくして、うなりはじめました。

おやおや。。説明書にも「慣れていないうちは、おやつを見つけられないことで、ゲームへの興味を失ってしまうことがあります」「お手本を見せると興味を示しやすくなります」と書かれています。

ほら、これ、あけると、オヤツあるよ。半開きにしとくから、まず食べてごらん。

よし、この中のオヤツが食べられるとわかってくれたら、ちょっと頑張ってみようか。

そんなわけで頑張らせました。このパズルは枠が木製でしっかり重さがあるのですが、枠は押しても動いたりひっくり返ったりしにくいし、パネルを鼻や前足で動かすときに枠がずれにくいので、この重さは必要なんだな、と思いながら見ていました。

場所を取らないし、丈夫だから、いいかな、とは思ったのですが、難易度をどう調整するんだろう。「隠す場所やおやつの数の増減で、簡単に難易度を変えることができます」とは書かれていますが、ベーシックだと「ちょっとなにかすれば出てくる」わけだし。

隠す場所を増やす

いつものおやつ「フリーズドライのムネ肉スナギモミックス」ではなく、ご飯の時間にドッグフードの量をはかって、このSUDOKUの4カ所に入るだけいれて、のこりをいつものフードボウルに入れて食べさせてみました。

1カ所は最初からあいているので、気づけば食べることができます。

隠れている1カ所をあけて食べることができても、まだ2カ所残っています。フタに穴が開いているので、ごはんが残っていることはわかります。

3カ所ぜんぶを食べるためには、さらに時間をかけて頑張る必要があります。今日のアンナは自力では全箇所を制覇できなかったです。

隠す場所の増減で難易度が変わる、というのはこういうことでした。

これなら「ベーシック」で、ごはんタイムに脳トレできます。

難易度の高いものは、オンラインでも購入できるようです。2マスかける3マスのものが「アドバンス」、3マスかける3マスのものが「エキスパート」、4マスかける4マスのものが「ジーニー」です。

しばらく楽しんでみたいと思います。

犬の靴の改造

犬の靴のサイズ選びは難しい と書いた件の続きです。

これまでも紹介してきた使い捨てペットシューズ「ワンちゃんの靴」について。

WICKEDPUP ワンちゃんの靴

LとMの中間のサイズが欲しい、そして、できれば重ね履きしてもっと丈夫にしたい、ということで、無茶な改造を報告しました。

最近はこの方法で落ち着いています、という簡単なレシピ紹介です。

LとMを1個ずつ用意します。

小さい方(M)の上だけ、真ん中にハサミを入れて切ります。

小さい方を大きい方に向きを揃えて差し込み、できるだけ奥まで入れます。

奥まで入れようとすると、マジックテープのような白いギザギザの部分が引っかからないように、いったん潰して入れる必要があります。

仕上げとして、内側の靴のギザギザの部分は、外側の靴の内面にくっつけてやります。

昔の写真

おまけに紹介しているアンナとハコの写真ですが、今回は、昔の写真を紹介します。

お迎えした直後のアンナです。3ヶ月くらい。最初は目のまわりが白くなかったんですね。。

こちらも生後1ヶ月くらいのハコ。子ネコという顔つきですね。

いまでももちろん可愛いのですが、ずる賢かったり、だんだんシニアになってきたり。いちばん可愛かったときのことを忘れないで、向き合っていこう。

ハコ「よろしくニャア」

アンナ「よろしくワン」

犬に話しかける言葉

アンナのおはなし

シーリハムテリア、メス、9歳のアンナだワン。

パパが忙しそうなので、代わりにブログ書いてるワン。これはパパへのお手紙だワン。

いつも「上手」とか「よし」とか、色んな褒め言葉をくれてありがとうワン。

でも、もしできたら「いい子」って言葉に統一してくれたらうれしいワン。統一された言葉はわかりやすくていいワンよ。

英語でトレーニングする人は、わんちゃんが男の子でも女の子でも Good Boy で統一するらしいワンよ。

それからね、パパは「待て」のあとで「もう待たなくていいよ、うごいていいよ」の合図にも「よし」って言ってるワンよ。

たしかに「よし」でごはん食べさせてもらえるので、いい意味の言葉にはなっているワンよ。でも「よし」の意味が「ほめている」と「うごいていいよ」のどちらなのか、はっきりしてないワンよ。

どうやら、英語だと Stay で「待て」させて、Okay とか Release で解除するらしいワン。

Good Boy とは違う言葉をちゃんと使ったらいかがワンか? 例えば「待て」のときは「オッケー」とか。

アンナも、新しい言葉の使い方に慣れるまでに時間かかるかもしれないワン。

だけど「いい子」はほめ言葉、「オッケー」は「動いていいよ」の合図。ちゃんと使いわけたほうが、アンナがスムーズにお勉強できるワンよ。ママとも相談しておいてくれワン。

写真 白い犬アンナが伏せてこちらを見ている

パパのおへんじ

アンナとのコミュニケーションがまだまだ雑だなあ、まずはどこから手をつけたらいいかなあ、と思っていました。

ありがとう、アンナ。褒めるときは「イイコ」に統一。ママとも話をしたよ。

よろしくね。

アンナのおはなし:ほめられ方

お返事ありがとうワン。じゃあついでに言わせてくださいワン。

ほめる言葉とおやつについてワンよ。パパ、最近おやつがすぐになくなって、「また買わなきゃ」と言ってるワン。

ほめる言葉の後に必ずおやつをもらえるのは、最初は大事なトレーニングだけど、そろそろ次のステップに進む時期かもしれないワンよ。

例えば、パパがボールを投げて、アンナが追いかけて取ってくる、いつもの遊び。

写真 白い犬アンナがオスワリしてこちらを見ている。手前にはピンクのフェルトボールを持った人間の手。

その際、パパは「いい子」と言ってほめてくれるし、いつもおやつもくれるワン。

でも、毎回、同じだと、おやつをもらうことが当たり前に感じてきて、おやつが目的になってしまうワン。アンナが遊びの楽しさよりも、おやつに焦点を当てて、しつこくなる可能性があるワンよ。

アンナはパパと楽しい時間を一緒に過ごしたいから、ほめられたときだけでなく、いつでも頑張るようにしたいワン。

だから、部分的強化スケジュールというトレーニング方法を試してみたいワン。これは、必ずおやつがもらえるわけじゃなく、時々だけおやつがもらえるんだワン。その代わり、もらえたときは特に嬉しくて、長い間、頑張る気持ちが持続するんだワン。

例えば、10回中1回だけおやつがもらえるようにすると、アンナは嬉しさがアップして、持続的に頑張ることができるかもしれないワン。

アンナはおやつも大好きだけど、パパと一緒に過ごす時間が一番大事なんだワン。

アンナ、もう、子どもという年齢じゃないけど、新しいトレーニングで、もっと賢くていい子になるよう頑張るから、よろしくワン!

まとめ

自分の飼い犬への接し方に一貫性を持たせたいと思っているのですが、本当にちゃんとできているのか、ときどき振り返ってみようと思います。

今回の記事のまとめです。

  1. 「いい子」に統一: 犬が何か良いことをした時、「よし」や「上手」ではなく「いい子」と一貫して言うことで、犬はそのフレーズがポジティブな報酬であると、より早く理解する。
  2. 「待て」と「オッケー」の組み合わせ: 「待て」と指示した後に犬がちゃんと待ってくれたら、「オッケー」と言って解除します。「オッケー」が行動を再開する合図であると犬に学習させたい。ついパパは「よし」と言いたくなるけど、これからはやめる。
  3. おやつの確率を下げる: 最初は頻繁におやつを与え、徐々にその頻度を下げていきます。これにより、犬は指示に従う行動そのものも報酬と感じ始め、おやつがなくても良い行動を続けるようになるはず。

一貫性と時間をかけることが、トレーニングには必要とされます。

アンナも私も新しいやり方になじむまで時間がかかるので、やろうと思っていることを、あえてこちらで紹介しました。

写真は、あまり内容とは関係なく、夜のバギー散歩の様子です。ワンワンとアンナでもこんな写真を紹介してますが、この夏は、ずっとこんな感じで、途中でバギーからおろして、しばらく歩いて、最後はまたバギーで帰宅、みたいに散歩をしています。

数えて観察する

犬の観察が苦手

正直にいうと、私は犬と暮らし始めて、しばらくのあいだ、犬の観察が苦手でした。

トイレの前触れは必要に迫られて理解しましたが、犬の気持ちがわからずに、手入れをしようとしては噛まれ、問題行動をやめさせようとしては噛まれ、といった日々が続きました。

実際、犬のささいな体の動きから「言葉」や「感情」を読み取るには、経験が必要です。

私は家族の提案で犬を迎えて犬と暮らし始めたので、最初は、まあ必要なことはやるけど、という気持ちでした。

理解したい、なにかを改善したい、という気持ちを高めるひとつの方法は、「数える」ことです。

ビジネスやテクノロジーの世界で言われる「計測して改善せよ」は、動物にもあるのだ、と気づいたわけです。

アンナのおはなし

アンナ(シーリハムテリア、メス、9歳)だワン。

犬には友達や家族と穏やかに話すための特別な合図「カーミングシグナル」があるワンよ。

しっぽを振ったり、舐めたり、体をねじったり。でも、こういうのは、慣れないと観察がむずかしいワンよ。

犬の観察に慣れてない人にも、こういうのはわかりやすいワンよ:

  • あくびをする
  • ブルブルと体をふるわせる
  • 吠える

あくびや体をふるわせるのは、戸惑いをあらわすことがあるワン。カーミングシグナルに分類されたり、されなかったり、諸説あるっぽいワン。

吠えることも、もちろん、自己表現だワン。喜びや興奮、恐れや不安、警告など、色々な感情や状況を伝えてるワンよ。

犬の行動や気持ちのパターンを理解するために、こういう、わかりやすいもの、例えば「吠える回数」を数える、というのを提案するワンよ。

例えば、お散歩の途中に何回吠えるのか、お客さんがチャイムを鳴らしたときにどのくらい続けて吠えるのか、など、吠えるタイミングや回数を記録してはいかがワンか?

カウンター

100円ショップ(ダイソー)のカウンターです。

もう2年ちかく、私は散歩のときにこのカウンターを持ち歩いて、散歩中に吠えた回数を数えています。

雑に作ったグラフですが、こんな感じです。

散歩中に興奮が強くなって、足に力が入って、肉球が痛みやすくなって、みたいなことを、私は数ヶ月前から書いていますが、こうしてみると、たしかに今年に入って散歩中に吠えた回数は増えていた感じがします。

高度なことはいろいろできそうだし、試してもいるのですが、まずはシンプルにできることを紹介してみました。

健康管理もまずは数値から。体重計をお勧めしたことがありますが、体重もグラフで把握するといいですね。

以下はアンナの体重のグラフです。最近はこまめに測っていないのでグラフが荒いですが。

近況

あおむけ抱っこで肉球の手入れや歯みがきをしようとしているアンナの写真です。ワンワンに似ているかな?繰り返しのご注意ですが、暴れたり落ちたりしないように。ケガをさせないように。

ごはんを欲しそうにしているアンナ。ごはんの前にマテをさせるのはよくないという話もありますが、アンナはごはんの前に興奮しすぎていたので、フセをさせて、落ち着かせてから食べてもらったりします。

ワンワンとアンナ

わんわん隊長

アンナ(シーリハムテリア、メス、9歳)と散歩していると、子どもたちから「ワンワン!」と声を掛けられることが多いです。

ワンワンじゃなくてアンナという名前があるのに、とアンナは(飼い主は)思っていたのですが、どうやらNHKの赤ちゃん向け番組「いないいないばあっ!」の「ワンワン」に似ている、と言われているようです。

いないいないばあっ! ワンワンたちが大活躍の赤ちゃん向け番組です

こんなものもあるのか

「いない いない ばあっ!」2023年冬号 付録は「ワンワンのあしのうらボタン ポチッと! おしゃべりスピーカー」

耳と足を緑色にしたらアンナはワンワンに変装できそうです。

おしゃべりスピーカーは私がホールディングで肉球にクリームを塗ったり使い捨てシューズを履かせたりしているようすに、なんだか似てますね。本屋さんで探してみよう。。

いつも「ワンワン」と呼ばれてしまうので、アンナの肩書きは「わんわん隊長」になりました。

以前は「くんくん隊長」と呼んでいたのですが、散歩中にマーキングの匂いを嗅ぎ続けるのは、ほどほどにしてほしいと思い、「くんくん」を応援するのはやめました。

アンナのお話「マーキング」

想像してみてね、犬たちは言葉で話すことができないから、他の方法でお友達の犬たちと情報を交換するんだよ。

「この道は僕のお家の近くだよ!」とか、「ここには元気な子犬が住んでるんだ!」というような情報が、匂いの中に隠れているんだ。

お散歩中に、とても興味深い匂いを嗅ぎつけることもあるよ!

これは他のわんちゃんがつけた特別な匂いで、まるでお友達からの秘密のメッセージみたいなんだ。

この匂いをもっとよく知りたくて、お散歩の途中で立ち止まっちゃったり、強く引っ張っちゃうことがあるよ。

だって、この匂いから、お友達のわんちゃんがどんな子なのか、どんなことをしているのかを知ることができるから。

人間のみんなが、おもしろい動画を見てスマホがやめられなくなるように、アンナもこの匂いのメッセージを読むのが止められなくなっちゃう。

ついつい「いいワン」「いいワン」しちゃうワン。

アンナがその場から動かなくなったり、強く引っ張ったりするときは、その匂いの中に隠れたお友達からのお話に夢中になっているんだよ。

パパやママが困っているらしくて、アンナはある日「くんくん隊長」はもういいよ、と言われたよ。でもまだ興奮がおさえられないワン。もっと落ち着けるように、パパやママと一緒に楽しくお散歩できるように、頑張るワン!

夜のバギー散歩

アンナ、どうやら家を出る瞬間がいちばん興奮するらしいので、準備が面倒ですが、夜のバギー散歩を始めました。

我が家のペットカートは AIRBUGGY です。

家から出るときはバギーで移動、目的地に着いたらおろしてリードで歩かせる、という感じです。

使い捨てペットシューズを履かせて、それから、バギーに乗せます。

写真はバギーに乗っているアンナ。最近のスマートフォンの夜景モードはきれいに撮れますね。

バギーの中から吠えてしまったこともありましたが、だんだん飼い主も慣れてきました。ただ、目的地で歩かせているあいだ、バギーを押す人と、リードを持つ人が必要なので、この散歩には人間が2人必要です。

家に帰るときには、すこし手前から、またバギーに乗せて、玄関を通過します。

最近のアンナとハコ

最後に最近のアンナとハコ(ネコ、キジトラシロ、メス、3歳)です。

めずらしくにらみ合って険悪になりかけました。なかよくできないときもあるけど、平和に共存してください。

ハコが平和でいられる場所は、キャットタワーです。