パパのTシャツを食べた事件

格闘の日 – Tシャツ誤食当日

フク!何やってるんだ!それ僕のTシャツじゃないか!

(Tシャツをくわえたまま)うまいニャア…パパの匂いがするニャア…

大変!フク、それダメでしょ!今すぐ吐き出して!

またやったのニャ…フクはいつも変なもの食べるニャ…

だめワン!布は食べちゃだめだワン!

僕は土しか食べないッス!フクはあいかわらず変なやつッス!

これは吐かせなきゃ。塩水を飲ませれば吐くはずだ。フク、こっちおいで。

いやだニャア!(逃げ回る)

(フクを抱えて風呂場へ向かう)大丈夫、これで楽になるから。

気をつけて!フクは嫌がると暴れるよ!

(風呂場で)絶対飲まないニャア!(ひっかく、噛みつく)

(格闘中)いてっ!フク落ち着いて!これはおまえのためなんだ!

(必死に抵抗)絶対イヤニャア!(さらに暴れる)

(手が引っかき傷だらけになりながら)ダメだ…飲ませられない…

(風呂場のドアを開けて)大丈夫?あら、手が血だらけじゃない!

(諦めて)もうダメだ…フクが全然言うこと聞かないよ…

(すたすた歩いて部屋に戻る)勝ったニャア…

パパの手、大丈夫ワン?痛そうだワン…

フクはいつも言うこと聞かないニャ…

大変な家族だッス…こんなときに言っても仕方ないけど、パパもママも、ペットの名前を呼びながら叱るのはやめた方がいいッス!

(手を水で洗いながら)塩水も試せなかったし、吐かせられなかった…どうしよう…

とりあえず手の消毒をしなきゃ。

(落ち込んで)フクのためにしようとしたのに…僕がヘタクソだから…

フクが暴れるのは仕方ないよ。休日だし夜だし、今は様子を見ましょう。

誤食から18日目

あれ?フクの様子がおかしいわ。食べたご飯をほとんど吐いてるわ。

(うずくまって)気持ち悪いニャア…(オエッと吐く)

(急いで駆けつけて)もしかしてTシャツを吐いたかな?

パパは詳しく見てみましたが、白い繊維のようなものだけが見つかりました。

ときどき食べてしまうティッシュペーパーだね。

フク大丈夫ワン?心配だワン…

具合悪くはなさそうだニャ。

フク、大変なわりには、けろっとしてるワン

繰り返し吐くようだったら、病院に連れていったほうがいいな。

フクには水をちょっとずつ飲ませよう。

なぜか食欲はあるんだニャ。

誤食から19日目

(フクのトイレの砂をチェックして)あ!

(駆け寄って)何?何かあったの?

(指さして)これ、Tシャツの破片じゃない?

(驚いて)本当だ!こんなに大きな破片がそのまま出てきたんだ!

すごいニャ!こんなの出てきたニャ!

よかったワン!フクのお腹から悪いものが出たワン!

19日も腸の旅をしてたッス!長い旅だったッス!

(Tシャツの破片を観察して)これが昨日の嘔吐の原因だったんだね。やっと体から出てきた。

フクはいつも周りを心配させるニャ…でも家族だから仕方ないニャ…

私はこないだ病院に行ったけど、あれから、マジメにお薬を飲んでいるワン!お散歩してリハビリに励んでるワン!

そうだね。さっき、アンナのお薬をもらってきたよ。すこしずつ減らしながら、足の治療を続けよう。アンナはそろそろワクチン、狂犬病注射だね。

ハコの爪切りも動物病院でお願いしましょう。

爪切りだけはイヤだニャ!

切ってくれないとパパの手や服が傷だらけになっちゃうよ

またしてもお騒がせしたニャ。パパ、ママ、ごめんなさいニャ。

家の外からもネコの声が

最近、家の外で聞こえる猫の鳴き声が気になるようになりました。一方でサンス(窓際に置かれたサンスベリアの鉢植え)は、フクが自分の葉っぱをかじってしまったことにショックを受けています。

ううっ、オレの葉っぱが一本減っちゃったッス……。フクくん、ちょっとショックだったッスよ

ご、ごめんニャア。つい好奇心でかじっちゃったら、ママに葉っぱを切らせることになってしまって……反省してるニャア

フクも悪気があったわけじゃないだろうし、サンス、ごめんね。折れた葉っぱはもう処理しておいたから大丈夫よ

まあ、ママさんがそう言ってくれるならいいッスけど、ちょっと寂しいッスね……

ところでサンスが言い出してた声の話、最近、家の外で猫の鳴き声がするよな

そうなんスよ。一週間くらい前から、夜とか早朝とかに『ニャー』って聞こえるッス

オレ、気になって耳を立てたりしてるけど、実は外の猫に返事はしてないんだニャア。なんとなく同族の声って気になるんだよニャア

えっ、そんな声がしてたワン?あたしとハコはベッドですっかり寝ちゃってて、全然気づかなかったワン

わたしも知らなかったニャ。夜はしっかりこもってたからニャ

パパと私も最近気になり始めてね。家の外で鳴いているから、飼い猫じゃなくて地域猫かなって思ったの

イラスト 住宅街で地域猫の世話をする大人たち

数日前、ママとオレが窓の外で姿を見かけたんだニャア。どうやら誰かがお世話してるらしく、その人の後をついて歩いてたニャア

昨日は、ママと一緒にお隣さんの前でその猫を見かけたよ。片耳が切り込み入ってて、いわゆるサクラ耳だったんだ

サクラ耳とは、猫の耳先をV字型にカットしたものを指します。この名称は、カットされた耳の形が桜の花びらに似ていることに由来しています。不妊去勢手術を受けた猫の目印となり、同じ猫に再び手術をしないようにするためのものです。

アンナはちょっと違うものを想像したようですが。。

イラスト アンナが想像するサクラ耳

キジトラの毛並みだったわね。地域猫として手術済みの印があるってことだから、周りの人がきちんと面倒を見てくれてるのね

地域猫活動

地域猫って、ただの野良猫とは違うのニャ?

そうだな。地域猫活動っていうのがあって、地域の人たちが協力して野良猫を適切に管理する取り組みなんだ。猫を排除するんじゃなくて、人と猫が共生できる環境を作るのが目的らしいよ。

共生っていうのは、どういうことワン?

例えば、地域の人たちが協力して、不妊去勢手術をしたり、エサの管理をしたりするんだ。そうすることで、野良猫が増えすぎるのを防いだり、迷惑にならないようにしたりするんだよ。

じゃあ、ただエサをあげるだけじゃダメなんだニャ?

そうなんだ。ちゃんとルールが決められていて、エサのあげ方や糞の始末の仕方を守らないといけないんだよ。

町内会とかが中心になってやるのワン?

そうそう。活動を始めるときは、まず地域の人たちで話し合って合意を取るんだ。そして、自治体に届け出て、登録する必要があるんだよ。

へぇー、じゃあ適当に始めちゃダメなんだニャ。

うん。それに、行政も支援してくれるんだよ。例えば、不妊去勢手術を無料で受けられる制度がある地域もあるし、活動のルール作りや現地調査のサポートもしてくれる。

でも、一度登録したら増えすぎないようにしないといけないんだワン?

その通り。活動を始めるときに、どの猫を管理するのかちゃんと調べてから登録するんだ。自治体によっては、あとで追加できないから、慎重に決める必要があるんだよ。

なるほどニャ。ちゃんと計画的にやらないと、猫も人も困ることになるんだニャ。

そういう活動をしてくれる人がいるおかげで、外の猫たちも安心して暮らせるんだワン。

そうだな。地域で協力しながら、猫たちが安心して暮らせる環境を作っていくのが大事なんだ。うちの町内会でも調べてみるといいかもしれないな。

地域猫のこと、ちゃんと知っておくのは大事だニャ。

地域ごとに異なるルールがあるため、読者の皆さんも、まずはお住まいの自治体の方針を調べた上で、適切に活動することをおすすめするワン!

電話中のペン事件

事件発生!

……ん?この動き、何ニャ?

えっと、それで来週の予定は…

(電話をしながらメモを取り始める)

✏️ ペン先がシュッ、カリカリ…

動く…動くニャ…!

(体が勝手に前のめり)

……狙うしかないニャ!

(前足を素早く出す) ✋ パシッ!

(ハコの爪がママの手に当たる)

うわっ!痛っ!(手をひっかかれる)

ニャッ!(びっくりして鳴く)

📞 ・・・・

(通話相手にも聞こえたっぽい…)
すみません、ちょっと猫が…ええ、大丈夫です…

事件の後

📞 (電話終了)

ハコ!!!💢

ニャッ!? な、なんニャ…?

またやられた!!やっと前の傷が治ったと思ったのに!

だってペンが動いてたのニャ…

いや、それはいつものこと!! なんで毎回やるの!?

本能ニャ!

フクが遠くから声をかけている様子

(遠くから)
ハコ、もうちょっと気配消すの控えたほうがいいニャア…

そう!! フクは近づいてくるとなんとなくわかるけど、ハコは本当に気配がないのよ!!

猫としては優秀ニャ…!

いやいや、それが問題なの!! 気づかないうちに近づいて、急に飛び乗ってきて、爪が刺さるんだから!

そういえば、爪切りそろそろじゃないかニャア?

えっ…

そう!!本当に必要なのは ネコたちの爪切り だった!!

猫が爪切りを嫌がっている様子

ニャ、ニャ!? そんな結論にするのはやめるニャ!

(冷静に)
でもママ、それって根本的な解決になってないニャア。

えっ?

ハコがペンを狙うのは、狩りの本能ニャ。でも、もしもっと楽しい獲物があったら…?

……ニャ?

(気づき始める)

そう、新しい猫じゃらし があれば、ペンじゃなくてそっちを狙うニャア!

それだニャ!!

えっ、ちょっと待って、なんで話の流れが猫じゃらし購入になるの!?

冷静に考えるニャ。ペンを狙うのは狩りの欲求。なら、それを満たすアイテムを提供すれば解決ニャア。

名案ニャ!!!

いや、爪切りはするからね!? でも猫じゃらしはまた考える!!

(すでに勝った気でいる)

(同じく、すでに勝った気でいる)

次の日、ママは新しい猫じゃらしをポチりました。

2匹の猫が猫じゃらしで遊ぶ様子

ママがよく買っているのはこちら

ねこモテ びょんびょんじゃらし03/ツイスト (ヨドバシドットコム)

[びょんびょんじゃらし] | アース・ペット株式会社
アース・ペットの[びょんびょんじゃらし]のページです。アース・ペット株式会社は、ペットと人の快適な暮らしのお手伝いをします。ペットのノミ・害虫予防の他に愛犬のしつけ、猫のおしっこグッズ、バランス栄養ドリンク、犬猫用シャンプー、消臭剤、猫砂、水、おやつ等の各種ペット用品を開発、提供をしております。
www.earth-pet.co.jp

新年早々ヒヤリ!ネコがヒモを誤飲


(朝のリビングで)

ふにゃ〜ん、おはよう!今日はいっぱい遊ぶぞ〜!

おはよう、フク!ごはんおいしかった?

うん、ペロッと食べちゃったよ!

(パパが洗濯物の異変に気づく)

ん?ママ、この洗濯物のヒモがなくなってるけど、知らない?

え?え?どれどれ?……ホントだ。幅1センチ、長さ40センチくらいのヒモがなくなってる……。まさかフク?

にゃ……?ぼく知らないよ?(キョトン)

フク、まさか食べちゃったんじゃないの?ヒモって、腸に絡まって『腸閉塞』になることがあるのよ。すごく危ないんだから!

えぇっ!?そんなに怖いものなの?ぼく、遊んだだけにゃ!

フク、それがね、細長いものは飲み込むと腸の中で絡まって動けなくなるんだよ。最悪の場合、手術が必要になることもあるんだ。

これはすぐに病院に行った方がいいね。フクが元気そうでも、こういうのは中で詰まることがあるから怖いんだ。

じゃあ、急いでかかりつけの病院に行こう!

動物病院で白黒ハチワレの猫が、タオルを巻かれて、押さえつけられて、スプーンで塩を飲まされる

獣医さん:「フクちゃん、どうしましたか?」

今朝、洗濯物のヒモを誤食した可能性があります。幅1センチで長さ40センチほどです。

獣医さん:「長いヒモは特に危険ですね。腸に絡まると命に関わることもありますから、今すぐ吐かせる処置をしましょう。今回は塩を使いますね。」

えっ?な、なにされるのにゃ?(ドキドキ)

獣医さん:「大丈夫、大丈夫。塩を使って吐かせる方法です。プラスチックのスプーンでお塩を飲んでもらいますね。」

しょっぱ……にゃ……(ムスッ)

1さじでは効果がない?
もう1さじ飲ませる?

獣医さん:「早ければ5分ほどで吐くのですが」

フク、頑固だなあ。

獣医さん:「さらにシリンジで塩水を飲ませますね。これで吐いてくれるはずです。」

(しばらく経過)
にゃ……?うーん……なんともないにゃ。

吐かないですね……。

獣医さん:「もしこのまま吐かなかった場合、もっと薬の揃っている病院で追加の処置をすることも考えられます。様子を見て判断してください。」

わかりました。では一度帰宅して様子を見ます。

動物病院で処置を受けるネコのイラスト

(帰宅後、自宅で)

どうだったの?

塩を飲ませたけど、まだ吐いてないんだ。

……むむ……(顔をしかめてうずくまる)

フク、大丈夫?なんか苦しそうだよ。

……フク、もしかして……?

(突然、フクが吐き始める)

にゃぁぁぁ……ゲポッ!!

あっ!これ……今朝のヒモだ!それに……何これ?ティッシュ?洗濯ネットの切れ端?プラスチックまで混ざってる……?

フク、こんなに色々食べてたの!?やっぱりヒモは危険だったのね……。

フク、無事でよかったけど、これ危なかったよ……。

今回はすんなり吐けたから良かったけど、下手したら腸閉塞になってたかもしれない。これで3回目の誤食だけど、今まで病院が休みのときばかりだったんだよな。

今回は休み明けの朝だったから、すぐに連れて行けて本当に良かったね。

まさか…病院の休診日を覚えたのかな?

えへへ、なんとなく分かってきたニャア

(昼過ぎ)

にゃ……なんかお腹すいた……。

最初は水も食事も控えるようにって言われたよ。しばらくしたら、ふやかしたフードをって言われたけど、フクはふやかしゴハンが苦手だったね……。

うん……やっぱり普通のドライフードがいいにゃ。

(翌日)

ふにゃぁ〜元気いっぱいにゃ!もうヒモは……うーん、食べないようにするにゃ!

ホントに?もう危ないものには手を出しちゃダメよ。

フクが無事でホッとしたけど、僕たちも気をつけないとね。

フクがケージの外で遊んでいるときは、みんなでしっかり見守ろう!

(フクが落ち着いた後)

今回は塩で吐かせる処置をしてもらったけど、大丈夫なのかな?

獣医さんの話によると、場合によっては『塩中毒』のリスクがあるって。自宅でも応急処置はできると言われたけど、できるかな。。

誤飲した場合に薬を使って吐かせる動物病院も多いらしい。
だけど、薬にもリスクがあるんじゃないかな。

吐き気を起こす薬剤でも、副作用のリスクはありそう。
でも、獣医師さんは動物の状態を診て、リスクと効果を考えて処置するんだって。

誤飲の場合は時間との勝負。とにかく急がなくては。

動物病院で処置を受けるネコのイラスト

お正月 2025年

あけましておめでとうございます。

シュアルタも犬猫と共に新たな年を迎えることができました。

元日、お散歩した時の写真です。

晴天できれいな青空の下、アンナと一緒にぽかぽかなお日様を浴びて歩きました。

猫のハコとフクものんびりと自宅でのお正月です🐾

年末は我が家ではちょっとしたハプニングもありましたが、

年始は至って平穏です。

年末に宮島へ行った際の厳島神社です。

今年は大きな災害など起こらず、平和で安全な世界でありますように..と願っております。

シュアルタの2025年としては勉強しつつ前進して行きたいです。そして日々思いやりと感謝を忘れずに、アンナ、ハコ、フクと穏やかに元気に暮らして行けたらと思います。

みなさまにとりましても素敵な年になりますように*

本年もどうぞよろしくお願いいたします。