今回は、アンナ(愛犬)の散歩について、振り返ってみます。
犬に散歩をさせる目的は。。
- 適度に運動させる
- リフレッシュさせる
- 社会化をさせる
- 飼い主とのよい関係を築く
などと言われます。
アンナは散歩中に、他の犬のマーキング(おしっこの跡)の場所で立ち止まって、クンクン、臭いをかぎはじめます。人間がSNSで興味を持った投稿に「いいね」をするように、犬も他者のマーキングに「いいワン!」をするのでしょうね。。
同じ場所にさらにマーキングをしたがりますが、屋外でのトイレのルールやマナーに注意が必要です。
あまりしつこく臭いを嗅ぎ続けるのは好ましくない。他の犬の臭いを気にしすぎると、どんどん臆病になってしまう。そんな懸念も読んだことがあります。どなたの何の記事だったか思い出せず。。(出典がわかったら、加筆します)
クンクンしつづけるばかりで、歩いてくれないのも、こまりますね。
以前のアンナの散歩は、こんな感じでした:
- とにかく興奮して人間を(リードを)ひっぱり続ける。
- かと思うと、歩かなくなることもある。仕方ないので、おやつを見せて、歩かせる。
- 飼い主がぼんやりしていると、道ばたの雑草を食べる。「道草を食う」は現実にあるんだなと驚きました。アジサイなど、犬がたべると危険な草花もあるので注意が必要です。
- クルマやバイクや他の犬が近づくと、はげしく吠える。迷惑になると思い、吠えてしまったら抱っこしてその場を離れたりしていました。
- 坂道や階段をのぼったり降りたりすることも多かったですが、ときどき、腰を痛めて、獣医さんのお世話になっていました。
- 飼い主は、というと、スマホを見ながら犬の散歩。散歩のついでにポケモンを探していたこともありました。ひどい飼い主だ。
そんなアンナと飼い主が、あるとき(2020年の春 DOG SIGNAL を紹介 したころ)、散歩に限らず、とにかく「もっと穏やかに暮らしたい」と決心して、ドッグトレーナーさんに相談して、いろいろ勉強しました。
一般的には、子犬のときに、パピークラスなどと呼ばれていますが、乗り物の音や他の犬に慣れておきましょう、という話です。
成犬になってから、どこまでトレーニングで頑張れるのか?
「しつけ」とか「ドッグトレーニング」とか、かわいそうだったり残酷だったりしないのか?
トレーニングの話は、別の機会に。
いま、アンナの散歩は、こんな感じになっています:
- 飼い主と同じ速さで歩かせます。リードを短く持って散歩をするので、引っ張っても、ワガママな歩き方はできません。
- 拾い食いもさせません。リードを短く持ち、地面に落ちたものを口に入れそうになったら、遮ります。健康のためでもあり、「ワガママな行動は許されない」と教えるためでもあります。
- 飼い主はスマートフォンなどに気を取られず、アンナと周囲の状況に気を配りながら歩きます。
- アンナが吠えそうな状況(他の犬、バイク、トラック、体育館の球技の音、などなど)が近づいたら、まずは、避ける、逃げるように努力します。
- 抱っこをして危険を回避する場合は、吠えてしまってから、ではなく、吠える前に抱っこをします。犬にとっては「抱っこ」は「ごほうび」であるため「吠えたら抱っこしてもらえる」という条件づけは成立させたくないのです。
- 他の犬やバイクがすれ違っても、吠えないで我慢してくれたときには、「オスワリ」をさせて、それからおやつをあげます。「吠えたら叱る」ではなく、「吠えなかったらほめる」を心がけています。
- 坂道や階段の上り下りは避けています。そのせいか、最近は腰を痛めることがなく過ごせています。
- 歩かなくなることは、やっぱりあるけど、無理にひっぱらない。歩いてくれそうな方向を、さぐっていきます。目に見えない迷路で出口を探す感覚になります。
- 同じ場所に執着するなど、アンナのわがままに従うと「悪くなりそう」だと思ったら、悪い流れを断ち切ります。抱っこで別の場所に運んだり、仕方なくおやつに頼ったり。。まだまだだな。。
他のワンちゃんとご挨拶をする機会もありますが、うまくできなくて、吠えられたり、吠えたりすることも。ごめんなさい。
9歳のシニア犬になってしまいましたが、これからも「よい行動を褒めて増やす」ことを続けたいと思います。
散歩にいつも使っているグッズや、その他の細かいことは、次の機会に書きます。
写真は7年前、まだ1歳半くらいのころのアンナ。
次は2年くらい前、まだまだ落ち着きがなかったアンナ。
最後は1年くらい前。このころから落ち着いてきました。